■毎日を丁寧に生きる、とは?
「毎日を丁寧に生きる」ことの大切さを、多くの人が気づき始めています。
でも、本当の意味で、その意味を分かっている人は少ないのかもしれません。
単に、丁寧にご飯を作って、食べ、丁寧に身支度を整え、丁寧に家の中を掃除をし…なんて話ではないんですよね。
それよりも大切なのは、「自分の心に従って行動する」ということなんです。
時間に追われていると、自分の気持ち、状態はさておき、「早くご飯を食べないと!早く身支度しないと!掃除は……ま、いっか!」になりがち。
そうすると、頭で行動してしまうんですよね。思考最優先。
そんな生活をずっと送り続けてしまうと、何か心がしっくりしなかったり、ざわざわしたり。
それは「心はそんな生活を望んでいない」からなんですよね。
頭で「~しなきゃいけない」が優先してしまって、心はおざなりになってしまっている。
ロボットであるなら、頭(CPU)の命令通りに動けばいいのだろうけど、人間には「心」がある。
その心の声を聴くことが、「丁寧に生きる」ことだと言えるのです。
それこそ、極端なことを言ってしまえば、“本当に”自分が、身支度しない、掃除もしない状態が心地よいのであれば、
そんなダラダラした生活こそが、その人にとっては、「丁寧に生きる」ことだといっても過言ではありません。
(※ただし、現実的には、そんな状態のときは、むしろ「心の声が聞こえていない状態」であることも多いですが。
特殊な好みがなければ、やはり自分はすてきな人でありたいし、綺麗な空間のほうが心地よいですしね)
自分の心地よさを感じながら生きる。
これが、本当の意味での「丁寧に生きる」ということ。
あなたは今、丁寧に生きていますか?
byコラムニスト・ひかり