■好きな人の“自分らしさ”を受け止めるには
私の友人の元カレが、タイで性転換をして、帰ってきたそうです(驚)。
今は友人として関わっているようですが、元カレというよりも、女友達のような感覚なのだそうです。
個人的には、やはり体に大きな負担がかからない程度の手術であればいいと思うのですが、そうでない場合は、“あるがままの自分”を受け止め、その上で工夫をする方が(女装とかにして)いいような気がしています。
(だからといって、性転換をする人を否定もしませんが)
理由は、“あるがままの自分”を受け止めるということも、生きていくテーマとして大切なことだからです。
だからといって、歯が抜けたら、差し歯や入れ歯をしないでなにもしない、なんてことはいいとは思わないので、体に負担がかからない程度の自分が気に入る姿になることは悪いことではないと思っています。
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例えば・・・氷川きよしさんがどんどんキレイなお姉さん化していますが、私はすごく素敵なことだと思っているんです。
自分らしさを発揮していて、イキイキとしていらっしゃいますしね。
多くの人が、自分が思っていたような人でなくなると、戸惑うものです。
でも、本人は、やはり自分らしさを失ってしまうと、生きていて、辛いんですよね。
それで言えば、私自身、大学を卒業して、就職をして、しばらくしてから、また演劇を再開したことがあったんです。どうしても諦めきれなくて。
そうしたら、私を一般的な会社員だと認識していた周りの人たちが「え?そういう人だったの?」と戸惑っていました。
(でも、私はもともと子役だったので、演劇をしている方がむしろ自分らしい状態だったんですよね)
でも、実際に、自分らしいことをどんどんやっていったら、今の自分に行きついたところがあります。
もし、あの頃から、自分を押し殺して、ただただ無難に生きていたら、今の幸せはなかったかもしれません。
だからこそ、私自身も人の“自分らしさ”も受け止められる人でありたいな、と思うものです。
初めに紹介した彼女が、元カレを今は「女友達」として仲良くしているように、場合によっては、相手の自分らしさが、自分が望むような姿ではないかもしれません。
でも、それでも相手を人として好きなのであれば、それを受け止め、上手に付き合っていくことは、素敵なことだと思います。
例えば、婚活女子で言えば、恋人が「結婚に向いていないタイプ」で、自分に結婚願望がある場合は、恋愛関係は解消して、友人として付き合うようにしてもいいと思いますしね。
異性との関わり合いは、恋人関係だけに限らないし、所有欲は、愛でもなんでもないので、ただただ相手を受け止め、そんな相手と上手に付き合っていける方法を見つけていくことも大切なのではないか、と思うものです。
人として好きな相手であれば、尚更。
“相手らしさ”を受け止めて、上手く付き合っていきたいものですね。
byコラムニスト・ひかり