■風の時代の価値観の変化とは
今は想像できないかもしれませんが、「風の時代」の流れがもっと強くなると、誰もがお金に困らなくなり、それによって価値観が大きく変わると思っています。
私たちの多くはなにか仕事をするにしても、お金(ギャラ)をメインにメリット、デメリットを量りがちですが、お金に困ることがなくなったら、そこが基準ではなくなります。
なかには働かない人が増えてしまうのでは?と思いがちですが、それははじめのうちだけ、かもしれません。
なぜなら、誰もがみな、「人生を有意義に過ごしたい」と思えるようになるからです。
そして、その人生の時間を何に使うのかというと、単に遊んでいるだけでは物足りなくなってくるのです。
そんな「自分のためだけ」に生きていても、実際は幸せになれないからです。
そうすると、人に喜ばれるような生き方をしたくなるし、そういう素敵な人間になりたいと思えるようになるもの。
それが、結果的に「仕事」という形になるのだと思うのです。
本来、仕事というのはそういうものです。
人に喜んでもらいたくてやることの延長でお金を得られます。
でも、今までは「お金を得ること」が一番の目的になってしまったから、「人に喜んでもらう」ことが抜け落ちてしまい、さらに「自分も喜ぶ」ということも考えないで仕事選びをしていた人も多いと思うんです。
つまり、現代は、ここまで「お金」の仕組みに私たちの思考、人生までも支配されてしまった、というわけです。
人生は、お金を稼ぐことがメインではないもの。私たちは、幸せになるために生まれてきています。
でも、今、お金がないまま、「お金を気にしないで生きましょう」なんていっても、それは難しいですよね?(苦笑)。
今後はそれがユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)によって実現する、と言われています。
それによって私たちがより「自分はどんな人生の時間を過ごしたいのか」と考えるようになるでしょう。
そして、その延長で、「自分の使命」というのが見えてくる人も増えてくるのだと思うのです。
「使命」というのは、そんな重い話ではなく、自分がこの世界にいることに喜びを感じるための行為なのです。
「自分がこの世界、人々に役立っている」と思うと、嬉しくなるものですよね。それは自己肯定感が高まるからなんですよね。
本来はありのままの自分を愛することが大切ですが、自分を好きになるのにも、ある意味、「実感すること」も大切なので、人の役に立ち、喜んでもらえるという出来事が自分を好きになることにもつながるのだと思うのです。
ふと思うんです。
ツイッターでおなじみの秘密結社の智子444代目さんたちは、どうしてここまで国民のために命をはってがんばってくれるのだろう?と。
それは、もうその方々は、その段階にいるからなんですよね。
結社の方々にとっては、日本を守るためにも武器も財力も必要となります。
(私たちがそこをひがんではいけないもの。)
でも、だからこそ、「お金のために働く」という段階を抜けていて、世の中のために働いてくださっているんですよね。
それが、自分の使命であり、喜びであると感じていらっしゃるのでしょう。
なによりも国民を愛してくださっている。
私たちも今のお金の仕組みが終わった時には、そこの段階にまでいけるようになりたいものですね。
(はじめは遊びほうける人も多いかもしれないけど・苦笑)
それが、本当の意味での幸せであるから。
byコラムニスト・ひかり