「「その恋の未来が決まる大事な時期」というのはあるもの。
それは、
1、出会ってから付き合い始めるまでの期間
2、付き合い始めの信頼関係が築けるまで期間
だと思う。
この期間は、相手と関係を築くことを目的に、自分のスケジュールもなるべくそのために使うようにした方がいいんですよね。
まず1について言えば、例えば、2度目のデートが終わり、まだ付き合うといった話になっていなくて、3度目のデートまでに時間があきすぎてしまうと、お互いの情熱が薄れてしまって、3回目のデートの時にはまた「フリダシ」くらいの気分になってしまうこともあるもの。
「恋の鉄は早いうちに打て」というか、時間がたつと、熱が冷めてしまうから、また温め直さなくてはいけなくなることも多々ありますしね。
だから、付き合うまでは週1ペースくらいで毎週会うようにして、お互いの気持ちを高ぶらせた方が付き合うまですぐに進みやすかったりするもの。
逆にどうしても仕事などで会えない時は、やはりコンスタントにLINEなどでお互いの気持ちを盛り上がるようなやりとりをした方がいいでしょうしね。
そして、もう2つの「2、付き合い始めの信頼関係が築けるまで期間」というのも、まだお互いに関係が築けていない分、なにかとすぐに不安になってしまう時期でもあります。
他の人には見せないような“素の自分”を見せるのもこの時期で、「こんな自分を見て、嫌いになったりしないかな?」なんてデリケートなことを考えがちのころ。
そんなときに会う間隔が急にあいたら、「やっぱり嫌われちゃったんだ」なんて悲しくなったり(悲しくさせたり)、「釣った魚にはえさをやらないタイプなのかな?」なんて思われたりするもの。
そうすると、「思っていた人と違う!」なんてことになって、信頼関係が壊れてしまったり・・・。
逆に、その時期も無事にクリアして、「お互いに好き合っているという確信をお互いに持てるようになれば、仮にデートの間隔があくようになったとしても、「今は仕事が忙しい時期だから」とか、なにかしらの理由をきちんと話せば、誤解し合うなんてリスクも減っていくでしょうしね。
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今は男性に限らず、仕事に忙しい女性も多いものですが、「仕事が忙しいから恋ができない」というよりは、やはり恋を優先しなくてはいけない時期にすら他のことを優先にしていることでチャンスを失っていることが多いんですよね。(友達とご飯に行ったり、趣味をする時間はこの時期は諦めてでも、この時期は恋に時間を注いだ方がいい)
相手に「彼女は僕との関係をきちんと築こうと思ってくれていなんだな」と思わせてしまうし、ある程度の年齢になって、将来のパートナーを探している人にとっては、「この人で大丈夫なのだろうか?」と考えさせてしまいますしね。
仕事が大事なのは悪いことではない。
でも、大事な時期に本領発揮できないのは、言い方を変えれば、「恋の要領が悪すぎ」って話なんだと思います。
「付き合う」というのは、パートナーシップを築く、ということ。それは、共に生きていく、ということ。
単に空いた時間に過ごすための“オプション扱い”であるなら、単に自分の都合のいい人を求めているだけ、と言えます。
そんな人は、本当の意味で、パートナーシップということがどんなことなのかを分かっていない、とも言えるのかもしれません。
1のタイミングを逃せば、付き合うこと自体がなくなるし、2のタイミングを逃せば、その恋自体が壊れるもの。
本当に幸せな恋愛をしたいのであれば、せめてその時期は、しっかり押さえたいものですね(もちろん、その後の期間もしっかり関係を築く努力は必要ですけどね)。
byコラムニスト・ひかり