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私たちに必要なのは「静けさ」だった

■心の中に「静けさ」を!

先日、書籍「沈黙: 雑音まみれの世界のなかの静寂のちから」を拝読しました。

心を静かに整える大切さはもちろんのこと、「どうして人は、SNS、テレビ、ゲームなどで、常に頭に情報を入れることをしてしまうのか」についても、参考になりました。

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著者のティク・ナット・ハンさんは、この本を通して、私たちにこういう問いかけをしています。

「孤独や空虚感を、感覚的刺激で満たそうとしていませんか?」と。

 

人は心の中の空虚感を誤魔化そうとしてしまいます。

心細い、愛されていない、何か大切なものが欠けているといった感情。

そういったものを紛らわせようとして、SNSやゲームをする人は少なくないです。

 

でも、むしろ他のもので心を埋めようとしないで、「自己と向き合う」ことで、本当の安らぎに出会うものなのでしょう。

 

<毎日の刺激が強すぎると、この本来の自分の感情が散らされて、すっかり見えなくなるのです。

しかし、沈黙が訪れると、これらすべてのものがはっきり姿を現します>

(P26)

 

<清々しくて、幸せで、安心できるものに出会う方法は、心のうちに空間を開くことです>

(P72)

 

<考え事を手放すと、私たちの真実の心という広大な空間が姿を現します。>

(P201)

 

自分の中にある、否定したい思いも含め、きちんと受け止め、そして、手放す。

そうすることで、真の安らぎがあるのではないでしょうか。

私自身、最近は、家にいるときは、テレビも音楽もかけずに、静かに過ごすことが増えてきました。

いつもなら、ご飯を食べるときは、ドラマを観ていることが多かったのですが、「食事に集中する」ということが、実は大事なことだったのだなぁと感じています。

 

また、私は以前からお風呂に浸かっているとアイデアが沸くことが多かったのですが、それは、お風呂の時間は、「無音にしている」からなのかもしれません。

無音のときほど、自分自身と繋がっている感じがします。

それがとても心地よいんですよね。

 

現代は情報過多で、自らシャットアウトしないと、何かしら情報が入ってくることが多いもの。

しかも忙しくて、外の出来事ばかりに気が向いてしまい、自分の内側に気持ちを向ける時間がない人は少なくありません。

 

だからこそ、自分を見失ってしまっている人も多いのかもしれません。

家にいるときは四六時中、テレビをつけっぱなしにしている人も多いですしね。

静かな時間をもつことで、自分らしさを取り戻せやすくなる。

これからは、敢えて「無音の時間を作る」ことを心がけてみてはいかがでしょうか。

byコラムニスト・ひかり

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