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〝好かれる人〟になるために大切な4つのこと〜

「人に好かれたい!」というのは、多くの人が願うものでしょう。

人気者になりたいとまでは思わなくても、嫌われるよりは好かれたほうがいいし、そのほうがより味方が増え、生きやすくなるものです。
でも、子供おばさんは〝あること〟ができないから好かれにくく、逆に大人女性は、それができているから人に人気があります。
「好かれる人ができていること」とは何でしょうか?

■好かれる人ができていること1:人に思いやりを見せられる
人に好かれる人は、親しみやすくて、相手に「この人は、私のことを傷つけるような人ではない」という安心感を抱かせるタイプが多いもの。だから、そう思わせられるような〝優しい雰囲気〟があるものです。

基本、優しい人は好かれます。でも、さらに好かれる人は、「優しさ」というよりも「思いやり」を持っていることが多いもの。
「優しさ」と「思いやり」は似ているようで、ちょっと違うところがあります。

優しさには〝表面的な行為〟もありますが、思いやりとは、もっと深い「相手の気持ちを汲むこと」も含まれます。それは、「相手の立場に立って、相手の気持ちを考えること」をしないとできないことなのです。

例えば、失恋して1人になりたい時に、〝無理に元気にさせようと励ます友達〟がいたら、ウザく感じるかもしれません(苦笑)。慰める側は、それが「優しさ」だと勘違いしてやっているのでしょうが、やられる側にとっては、「ありがた迷惑」になってしまうもの。

逆に、自分の気持ちを汲んでくれて、そっとしておいてくれたり、場合によっては一緒に泣いたりしてくれるような友達がいたら、心から信頼できるものでしょう。
つまり、思いやりのある人は、相手にとって〝よき理解者〟になりやすいもの。そして、誰もが、自分のことを分かってくれている人に対しては、好感を抱きます。だから、思いやりのある人は好かれるのです。

■好かれる人ができていること2:まずは相手を好きになる
好かれたければ、まずは自分が相手を好きになることが大切です。

多くの人が、自分のことを好きだと言ってくれる人のことを「いい人だ」と思うものです(笑)。それは、「自分のことを肯定してくれている」と感じるからでしょう。

例えば、アラサーのAさんは、関わる人に対して、好意的に接し、さらに素敵なところがあると素直に褒めます。それは、おべっかを使っているのではなく、心からいいと思ったことを口に出すようにしているそうです。だから、相手に思いが伝わりやすく、相手からも好かれやすいのです。

恋愛においても、同じことが言えます。「モテる男性(女性)ほど、女好き(男好き)であること」が多いものです(笑)。

よく「自分のやったことが、自分に返ってくる」と言われますが、人を愛せる人は、その分、人からも愛されるものなのですよね。

でも、大概〝人に好かれたいと思っている人〟は、「自分に興味を持ってほしい」「自分の気持ちを分かってほしい」と思いがち。つまり、そういう人が本当に好きなのは「自分だけ」なのです。だから、人に好かれたければ、相手にばかり求めるのではなく、「まずは自分が相手に好意を見せられるような人でいること」が大切なのですよね。
ただし、人に好かれようと、ただただ「相手に好きだという気持ちを表す」だけでは効果は薄いもの。「誰もが〝好きな相手に対してする行為〟をする」のが大切です。

例えば、大概の人は、「好きな人を喜ばせようとする」でしょうし、少なくとも、「相手に失礼なことをしない」「約束をきちんと守る」というように〝相手を大切にする行動〟をするものです。そこまで「行動が伴っていること」が大切なのです。

また、人気者になるほど、相手の思いを受け止められるほどの〝器の大きさ〟が必要となってきます。たとえ〝好意〟であれ、人の思いを受け止めるのは、思いの外エネルギーが必要なのですよね。
それは、人気芸能人を見ても分かることでしょう。いくら自分のことを好きなファンが寄ってきたとしても、疲れているからといって邪険な扱いをしてしまったら、「可愛さ余って憎さ百倍」で嫌われてしまうこともあるでしょうしね。

そして、そういった器を大きくするためには、「相手の思いを受け止めたい(相手の期待に応えたい)」「相手を大切にしたい」と心から思えるような〝愛情〟が必要なのです(※「愛情」という言葉がしっくりこないときは、「感謝の気持ち」でもいいでしょう)。
でも、〝自分にとって都合のいい好意〟だけを求めている人には、そこまでの器は持てないもの。だから、多くの人に好かれ、その期待に応え続けられる人は、それだけ〝人を愛せる力のある人格者〝だと言えるのです。

■好かれる人ができていること3:自分のことを好きになる
人に好かれるためにも、まずは自分が自分のことを好きになって、〝人に薦められる自分〟になることが大切です。
例えば、人に何かをプレゼントするときに、「つまらないものですが」と言う人はいますが、本当につまらないものだと思って渡す人はいないですよね?

逆に、受け取る側も、相手が本当に「つまらないもの」だと思って渡しているとは思っていません。だから、もらうと喜ぶのです。

でも、自分のことを好きではない人は、本心から「つまらない人間ですが、こんな私、いかがでしょう?」と言っているようなものなのです(苦笑)。

そんな思いでいたら、たとえどんなに素敵な人であっても、相手にとっては色あせて見えてしまうでしょう。だから、まずは自分が自分を認めて、好きになることが大切なのです。

例えば、30代のBさんは、今まで自分に自信がなかったのですが、自分を変えようと思って、メイクを練習したり、プロの人に似合う髪型にしてもらったりしたら、自分のことが好きになったそうです。それに伴い、「どうせ私なんて~」といった自虐の口癖がなくなり、性格も明るくなったとのこと。その結果、友達が増えたそうです。

このケースでは、「Bさんの魅力が増したから、友達が増えた」とも言えますし、それだけでなく、「Bさんが心から自分をアピールできるようになったから、周りがBさんの魅力に気付きやすくなった」ところもあるでしょう。
自信を持てるようになるためには、見た目はもちろんのこと、「心を磨くこと」も大切です。

人は、自分の心に醜い部分があると、自己嫌悪を抱くもの。それが思いの外、自己を苦しめてしまうのです。
だから、内面も改善していき、もっともっと「自分を信頼できるようになること」は大切ですよ。

■好かれる人ができていること4:無理に好かれようとしない
人に好かれようとすると、媚びてしまう人も少なくありません。それだと相手に安く見られてしまうこともあるでしょう。
好かれたい相手に対して、「思いやりを見せる」「好意を見せる」というのは大切ですが、「無理に好かれようとしない」というのも重要です。

例えば、40代のCさんは、思いやりがあり、相手が間違った行動をした時は、やんわりと注意することができます。「こんなことを言ったら、嫌われてしまうのかも」なんて心配はせず、「これで縁が切れたら、それまでだ」と思うのだそうです。そんな自己保身よりも、相手のことを考えられる人だからこそ、人に信頼されやすく、自分が苦手だと思う人にまで好かれています(苦笑)。

相手に好かれようとばかり思っていると、言わなくてはいけないことを言いにくくなってしまうことがあるもの。でも、そんな人は相手にその〝心の弱さ〟を見透かされてしまうことが多いのです。
もちろん〝嫌われたくない相手〟に対しては、媚びたくなる気持ちは分からなくはありません。でも、そんなときこそ、「こんなことで嫌う相手なのか」ということを考えなくてはいけません。むしろ、「自分が相手をそこまで信頼できていない」ことのほうが問題であることもあるのです。

また、場合によっては「嫌われたら、それまでの関係だった」とクールに考えることも大切。自分が誠意をもって相手に接していても嫌うような人であれば、たとえ縁が切れても、自分も困らないでしょう。

だから、自分でも、不特定多数に好かれようとしないで、人間関係は取捨選択をしたほうがいいし、「好いてくれる人とは付き合って、そうでない人とは付き合わなくてもいい」くらいのキッパリした気持ちでいたほうがいいのです。

人に好かれたいと思う人は、〝他人軸〟 に生きてしまいがち。でも、人のことはコントロールできないのだから、相手の気持ちによって、自分の心がグラつくような生き方は、とても不安定で苦しいものです。

だから、「人にどう思われるのか」ばかり気にしないで、〝自分軸〟で生きたほうが楽ですし、むしろそのほうが魅力は上がり、人に好かれやすくなるでしょう。

ここまで「好かれる人ができていること」を4つ紹介しました。まずは自分のことを好きになり、更に人に対しても愛情深い人になった上で、無理に人に好かれようとはしない〝自分軸の人〟でありたいものですね。

【子供おばさんから大人女性になるヒント】
■子供おばさん…ただただありのままの自分を好きになってくれる〝都合のいい人〟を求めるが、そんな人はなかなか現れない。
■大人女性…人に好かれることを求める前に、まずは自分自身を、そして相手を好きになり、その上で、無理に好かれようとはしない。

byコラムニスト・ひかり

※本文は、今は閉鎖されてしまった、WEB媒体「スーツウーマン」(小学館)で連載していた『非モテ女子の君へ』の中の恋愛コラムを厳選し、加筆&修正しました。

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