正直言うと、私、自分は運がいいと思っているんです。
だからって、何もかも自分の願い事が叶っているわけではありません。
でも、その願い事が叶わなかったり、何かを失ったことで、そのときよりも、もっと幸せになっているんですよね。
自分が考える幸せなんてたかが知れていて、自分が思いもつかなかった幸せが不幸な出来事をきっかけに訪れることも多いんです。
だから、どこかで神様に身を任せているところもあるかもしれません。
「こうでなくては幸せになれない」みたいな執着をもっていると、その後に訪れている幸せに気付けないところもありますしね。
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周りを見ていても、運がいい人って、単に神様のおかげで運がいいところもあるかもしれませんが、それだけでもなく、その都度、目の前にある環境での幸せに気付き、それを生かすことができているからなんですよね。
物事には100%の不幸なんてものはそうそうなく、たとえ90%不幸な出来事でも10%はそれに伴い、いいこともあるんです。
そして、運のいい人は、その10%の幸せに気付き、それを生かして、これまで自分が考えていた幸せ以上に幸せになっていることも多い。
例えば、失恋をしたとして、人生の終わりなくらいにショックだとしても、そんな自分を振るような人と付き合い続けるよりも、もっと自分を大切にしてくれる人と付き合った方が幸せになれるもの。
フリーになったのだから、そういう相手を見つけることができますしね。(恋人がいるときは他の人を探すことはできないから)
例えリストラにあったとしても、会社を辞めたときには会社員の時はなかった「自由」と「人生の選択肢」が増えます。
だったら、好きなことをして、人生をやり直した方が楽しいですしね。
不幸な人は「お金がない」とかないものばかり目についてしまうから、ますます不幸になってしまう。
そうではなく、好きなことで食べていけるなら、給料が下がったって幸せなことだってありますしね。
運がいい人は、いつだって目の前の幸せを見つけ、感謝し、それを生かすことができる人。
そういうラッキーな人でいたいものですね。
byコラムニスト・ひかり