■言葉の力を侮っていない?
“万葉集” には「言霊の幸はふ国」(ことだまのさきわうくに)というのがあって、日本は、「言葉の霊力が幸福をもたらす国」なのだそうです。
私自身、10年以上前からポジティブな言葉を使うようにしていったら、自然と環境、人間関係が好転していったように思います。
それまでは、サービス精神として、ちょっと毒のある言葉を出して、人を笑わせたい、みたいなところもあったんですよね。
でも、毒のある言葉を吐くたびに背中の方からぞわ~と“負の何か”を感じる気持ち悪さがあったんです。
やはり言霊ってあるような気がします。
◇
最近は、SNSの誹謗中傷問題がありますが、自分の運を落とさないためにも、誹謗中傷をしている場合ではないんですよね。
(少なくとも、そんなことをしていたら、信用を失います)
とはいえ、もちろん正義の元、抗議したい場合もあるでしょう。その場合は、「書き方」があります。
誹謗中傷とは、根拠のない悪口を言いふらして、他人の名誉を傷つけること。
「意見を言うこと」と「誹謗中傷をすること」は、似ているようで違います。
だから、「怒りの感情を込めないで、確かな事実とそれに基づく意見を書くこと」は、誹謗中傷になりません。
さらに、特定の相手を誹謗中傷するのではなく、その相手と対抗している人(ライバル関係の人)を応援するほうが、望む結果への近道になり、みんな幸せになれる可能性は高いです。
そのほうが言葉だってポジティブですしね。
正義があって、抗議したい場合は、自分の心を汚さずに、(&人を傷つけずに)いい方向に進められるといいですよね。
ちなみに、最強の祝詞というのが、「トホカミエミタメ」だそうです。
これを言うと、神様とつながるのだとか。
言葉の力を借りながら、幸せになる力をつけていきたいものですね!
Byコラムニスト・ひかり