■全てハイヤーセルフの「愛」
私は今なら分かるんです。
ハイヤーセルフが自分にこれまで与えてきた試練は、全て「愛」だったのだと。
「人間らしいエゴの愛情」と「ハイヤーセルフの愛情」は全く違います。
「人間らしいエゴの愛情」は、ただただ愛する存在を守ろうとします。
守って、障害をなくし、スムーズに幸せになれるようにします。
寂しくないように、お金に困らないように、しようとすることでしょう。
「ハイヤーセルフの愛情」は、愛する存在を信じ、成長させるために、障害が出てきたとき、見守ります。
(場合によっては、成長のために障害を作ることも)
「魂を成長させること」が大切だと考えているからです。
だから、たとえば、人間が欲望に振り回されたり、感情的になって自己コントロールできないような状態のとき、ギリギリまでは手助けしないでしょう。
(おそらく、ハイヤーセルフが人間を見ると、そのような状態であることが多いと思うのですが)
よほど、その人が生まれる前に決めてきた計画すらダメになるような状態の手前では、手助けすることはあるでしょうが、それでも最悪の場合、この3次元の肉体を抜けて、また初めからやり直す(生まれ変わる)ことを選択させることもあるかもしれません。
ハイヤーセルフは、その痛みを本人と同じくらい感じるものでしょう。
◇
私は、この歳になって、改めて思うんです。
単に、お金持ちになったり、幸せな恋愛、結婚したりすることって、意味がないんだなぁって。
ハイヤーセルフも、そんなことを望んでいるわけではない。
もっと本質的なことを望んでいる。
もちろん幸せな体験によって学ぶこともあるし、それによって「魂が輝く」から、全く幸せな体験がなくてもいい、なんて言っているわけではありませんが、“その出来事そのもの”ではなく、なによりも魂が成長し、より輝くことを望んでいるのですよね。
私たちもいずれこの三次元を抜け出したら、「自分たちよりも次元の低い場所」にいる人たちをサポートする役割が与えられるようになるでしょう。
そのとき、これまでの経験はとても役立つのだと感じるのです。
どこまで先を見るのか、どれだけ大きな視野で物事を見るのかで、「その物事の意味」は変わります。
視野を広げて、ハイヤーセルフの愛を感じてみませんか?
byコラムニスト・ひかり