■恋愛をしていなくても幸せな人
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「恋愛をしていなくても幸せな人って、どんな人? 」(第3章1)
恋愛をしていないと、毎日の生活がつまらない人もいれば、そうでない人もいます。
前者は恋愛依存になりやすく、だからこそ、いい恋愛をしにくいところもあります。
では、〝恋愛をしていなくても幸せな人〟には、どんな特徴があるのでしょうか。
■恋愛をしなくても幸せな人の特徴1:恋愛以外にも大切なものがある
「恋愛をしないと不幸な人」と「恋愛をしなくても幸せな人」の一番の違いは、「恋愛を〝必要としている〟かどうか」です。
恋愛は、必要としようが、しまいが、人を好きになってしまったら始まるものです。
でも、好きな人がいない時でも、わざわざ好きになれそうな人を探し、自分の心を満たそうとする人はいます。
そういう人は、相手を好きなのではなく、「恋愛を通して、自分の精神を保とうとしている」ことが多いのです。
例えば、アラサーのAさんは、なにか趣味があるわけでもなければ、仕事が楽しいわけでもなく、仲の良い友達は結婚してしまい、なかなか一緒に遊べなくなってしまいました。
そんな彼女にとっては、恋愛こそが、自分の心をワクワクさせてくれるものなのです。
だから、恋人がいない時は、「どこかに好きになれる人はいないか」と必死に探します。
そして、〝恋をしている時の自分〟こそが、生きている感じがするそうです。
残念ながら、Aさんのようなタイプの人は、「自己愛の延長として、恋愛を求めていること」が多いもの。
だから、悪く言えば、「相手を〝利用して〟、自分が楽しくありたいだけ」なので、いい恋愛をしにくいところがあるのです。
でも、恋をしていないと、毎日の生活がつまらなくてたまらないのです。
逆に、「恋愛をしなくても幸せな人」は、恋愛の他にも大切なものがあり、それに心を注いでいるので、つまらないなんてことはありません。
それは、趣味であることもあれば、仕事であることもあるし、なにか夢を抱いていることもあるでしょう。さらに、恋人がいなくても、友達と一緒にいるのが楽しかったり、同じ目的に向かっている仲間がいたり、ペットを飼って可愛がったりすることで心が満たされていることもあります。
むしろ、そうやって恋愛以外にも大切なものがある上で、好きな人も(自然に)できたほうが、いい恋愛がしやすいこともあります。相手に自分の〝足りないもの〟を満たしてもらおうとしないですしね。
だから、恋愛を〝必要としている〟人は、恋愛の他にも大切なものをきちんと見つけられるようになったほうがいいのです。
〝相手在りき〟の人生は、不自由なものですよ。
■恋愛をしなくても幸せな人の特徴2:自己肯定できている
自分を愛してくれるパートナーは、いつでも自分の味方になってくれ、自分の存在価値を認めてくれる存在です。
だから、自己肯定できていなくても、パートナーが自分を受け入れてくれることで、心を安心させようとする人もいます。
例えば、30代のBさんは、自分に自信がないのですが、自分のことを好きでいてくれる恋人がいることで、「自分はOKなのだ」と思うところがありました。
でも、あるとき、恋人にフラれてしまい、自分を肯定してくれる人がいなくなってしまったことで、身も心もボロボロになってしまったそうです。
そこで、自分で自分をきちんと認められるようになろうと、少しずつ内面を成長させるようにしました。そうしたら、たとえ恋愛をしていなくても、快適な日々を過ごせるようになったそうです。
自己肯定できていない人は、恋人から褒められることで、自信を持とうとしたり、また、「自分には恋人がいる」という事実を「だから、自分は魅力ある女性なのだ」という〝アピールポイント〟に使おうとしたりしがち。
だから、恋愛を〝必要とする〟傾向があります。
逆に、自分を肯定できている人は、自分で自分をきちんと受け止め、認められることができるし、恋人がいようがいまいが、自分の魅力に自信を持っています。
だから、「恋人がいないから(結婚していないから)、この人には何か問題があるのでは?」なんて思うような、〝偏った判断をする人〟のことは、相手にしません。
「〝本当に見る目がある人〟であれば、そんなことで人の魅力を判断しない」ということを理解しているからです。
だから、今、好きな人がいるわけではないのに、わざわざ〝恋愛を必要とする〟ことはないのです。
■恋愛をしなくても幸せな人の特徴3:〝恋愛至上主義〟に踊らされていない
40代以上の女性の中には、母親から「素敵な人と恋愛、結婚することが女の幸せ」だと教わってきた人も多いかもしれません。
だから、「パートナーがいないと恥ずかしい」「結婚はしなくてはいけないもの」「早めに相手を見つけないと、結婚できなくなる」という感覚を抱いていることも少なくないでしょう。
また、青春時代に今のようにインターネットやSNSがあったわけではないので、テレビの恋愛ドラマにハマってきた人も多いもの。
それもあって、〝恋愛至上主義〟の思想を植え付けられてしまっている人も少なくないのです。
例えば、30代のCさんは、会社にいる20代の後輩があまり恋愛に興味を抱いていないことを、不思議に感じたそうです。
でも、彼女は彼女で、友達付き合いや趣味などを充実させていて、楽しそうにしているのだそう。
そんな後輩を見ていると、いかに自分は20代のとき、無駄に恋愛を追い求めてきたことを実感したのだとか。
「現代の若者は、あまり恋愛をしない」と言われていますが、おそらく「好きな人ができないと、恋愛をしない」ところがあるのでしょう。
逆にもっと上の世代は、「好きな人がいなかったら、好きな人を見つけようする」ところもあるもの。その背景には、先述の〝恋愛至上主義〟の思想や結婚観があるからだと考えられます。
でも、実際に結婚をしたところで、幸せになれるかどうかは分からないですし、そもそも結婚制度が、現代の価値観には合わないところもあるもの。日本では未だに選択制夫婦別姓すら導入されていないですしね。
つまり、恋愛をしなくても幸せな人は、「恋愛をして、早く結婚しないと、一生独身で不幸になる」なんて不安を抱いていないのかもしれません。
■恋愛をしなくても幸せな人の特徴4:1人でも「完全性」を感じているから
恋愛を求める人は、1人でいる自分は「不完全」だと感じていることが多いもの。
でも、「1人でも完全であること」を実感できるようになると、今までにない心の安定を得られるものでしょう。
例えば、アラフォーのDさんは、今までさまざまな恋愛をしてきました。相手を通して寂しさを埋めようとしたり、精神的な安定感を求めたりしても、いつも思い通りになるわけではないし、逆に相手をコントロールしようとすると関係が壊れてしまうことも多かったため、恋愛をすると、むしろ精神が不安定になることが多いと感じていました。
そこで、しばらくは恋愛をお休みして、自分だけで精神を安定させることを試みたそうです。
そうしたら、人生を自分1人で立てていることを実感し、〝自分に対する誇り〟と 〝本当の自由〟を感じたそうです。
今までDさんは、「1人でいるのは、不完全である」と思い込んでいたから、誰かを欲していたところがあるのでしょう。
そんなときは、〝自分を満たしてくれる相手〟を探すよりも、「1人でいても完全さを感じられるようになること」が大切。その上で、もし好きな人が現れたときは、恋愛をすればいいのです。
「恋愛しなくても幸せな人は、恋愛しないほうがいい」わけではありません。好きな人ができたら、したほうがいいです。
相手に求めなくなる分、もっと純粋に相手を愛せるようになるでしょう。
いい恋愛をするためにも、きちんと相手を愛せるようになるためにも、「自分の中で安定感を見出せる人」になることが大切なのです。
「1人では、〝足りない〟」という感覚があるうちは、きっと誰かを求め続けます。でも本来は、1人でも足りなくないのです。1人でも「完全」になれるのです。
逆を言えば、〝誰かがいないと不足感がある生き方〟は、不便なものです。
相手次第で、自分の幸せ度が変わってしまいますしね。
誤解してほしくないのですが、「1人で生きていったほうがいい」と言っているわけではありません。
1人で生きていける人だって、誰かと生きたほうが楽しいこともあります。たとえパートナーがいなくても、色々な人と支え合って生きていくことは、素敵なことです。
ただ、「一緒に生きたい」と思える恋しい相手がいるわけでもないのに、いつも不足感を感じ、誰かを求めるような生き方は、不自由です。1人で生きても、誰かと生きても、幸せになれる人になったほうがいいのです。
だから、恋愛をしても、しなくても、心が安定していられる人になって、自分らしく自由に生きたいものですね。
【子供おばさんから大人女性になるヒント】
■子供おばさん…「1人では幸せになれない」と思っているから、恋愛を〝必要としている〟。
■大人女性…「1人でも完全」だと感じられるから、わざわざ恋愛を必要とはしないけど、好きな人ができたときは、恋愛をする。
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