大人になってから、気付くことも色々とあるものです。
先日、大学時代の仲間たちと同窓会をしました。 あの頃とは違い、それなりに経験をして大人になったからこそ、思ったことがありました。
大学生の自分は、どうして見る目がなかったのだろう?と。 その時に集まった同級生の男子たちは、ほぼみんな結婚し、いい父親になっている人が多かったんです。
大学生時代の自分には、まだまだクラスメートの彼らがいい夫になるタイプであることを見抜けていなかったようです(苦笑)。
当時の私はもっと外にばかり目を向けていたところもありますしね。 まさに灯台下暗し・・・。
それにしても、人って大学生くらいのなると、雰囲気などのベースは出来上がっているんですね。 それを元に歳を重ねていく、というのか。 だから、ずいぶん久しぶりなのに、みんな変わっていなかったんです。面白いくらいに(笑)。
何と言うか、“魂の個性”というのがみんなそれぞれに備わっているのだと思ったものでした。 環境でももちろん人は変わるものだけど、ベースとなる“魂の個性”は強烈というのか。
クラスメートがいい男たちだったことに気付き惜しいことをしたと思う反面、逆に学生時代に同級生と恋愛しなくてよかったな、と思ったところもあります。
そんな色恋沙汰がないからこそ、同窓会に気軽に参加しやすいところもありますしね!(笑) 別れ方によっては、生きづらくなることもあるでしょうね・・・。
あと、それとは別に同窓会に参加できたことにうれしさを感じることもありました。
同窓会に参加している人は職業もバラバラだし、結婚している人もいれば、私も含め独身もいるものだけど、みんなそれぞれ自分の人生に納得できているから、こうして同窓会に参加できているところもあるのかもなぁ?って。
やはり同窓会って、「今は何をやっているの?」って聞かれるものですしね。 だからといって、みんな、昔の旧友がどんな職業だろうとどうでもよくて、ただただ久しぶりのうれしさでいっぱいなのだけど、本人が今の自分にコンプレックスがあるとなかなか行きづらいこともあるでしょうしね。
だから、今回参加した同級生たちがみんなそれぞれ自分の人生を肯定できていることにうれしく感じたものでした。
もちろん私も“同窓会に行ける自分”でよかった!と思うものです。
それにしても、惜しいことをしたなぁ~。 学生時代の自分に、教えてあげたい!(笑)。
byコラムニスト・ひかり