自分を愛し、自分と同じように人を愛し、さらに分け隔てなく人を愛せる人こそが“本当の愛”を抱いている人とも言えます。
まさに、神レベルの愛ですが。
本当の愛を抱きたいと思ったとしても、特定のパートナーを持つことの多い人間のレベルでは、難しいことなんだなぁなんて、つくづく思うのです。
たとえば、結婚して子供が生まれたら、優先順位1位で我が子を愛する親は多いと思う。
その時点で、「分け隔てなく人を愛する」ということが難しくなってくるんですよね。
たとえ結婚しなくても、親を優先順位を高くして愛している人は多いものですしね。
そもそも人間の愛は、「相手に対する所有欲」が強いんですよね。相手を“自分のもの”だと思いやすい。
言うなれば、「“自分のもの”だから愛せる」というところもあるのでしょう。 その時点で、本当の愛とは程遠い。エゴが出てくるから。
だからこそ、「子離れできない親」が出てきてしまうのも、仕方がないことだったり。(せっかく「自分が育ててきた=投資してきた」我が子が、自分の手を離れていくのは、許せない、みたいな)
まだそんな段階だからこそ、他国を犠牲にしてでも、我が国を優先するところもあるでしょうしね。(日本だって、発展途上国に工場を作って、安い賃金で働かせているのだから、同じようなものかも)
もちろんその安い商品を、私は喜んで使っているのだから、私も同類なんだと思う。
そういえば、宇宙人のバシャールは、書籍の中で、「私たちの社会では、すべての人がすべての人と結婚しています」と言っていますよね。
そういうことなのか!と思うのです。
それこそが、自分を愛し、自分と同じように人を愛し、さらに分け隔てなく人を愛するってことなんでしょうね。
それで言えば、「人間の愛」って、まだまだそのレベルには至っていないですよね。
でも、せめて「自分」と「大切な人」のことだけでも、本当の愛により近い愛を与えられるようになりたいものですね。
自分を愛せていない人、パートナーを本当の意味で、まだ愛せていない人も少なくないですしね。 まずは、そこからが第一歩かも。
byコラムニスト・ひかり