世の中には「依存体質」の人がいる。
そういう人は、パートナーに依存しながら、負担をかけていく。
それでフラれることも少なくないのだけど、それでさらに依存できる相手を渡り歩き続けても、いい関係は築けないもの。
根本的に自分の問題を自力で直さなければ、同じことを繰り返してしまうだけなんですよね。
それと同じように、劣等感やコンプレックスも、「自分を好評価してくれる人を傍に置けばいい」なんてわけではなく、最後は自分で自分をきちんと認められるようにならないと、なにも解決はしない。
結局、そういう人ほど、一人の時間を持って、自分を改善していくことって重要なんですよね。
依存体質の人と付き合うことで、「共依存」になってしまうこともある。
相手に必要とされることに喜びを感じ、相手を幸せにしたいと思ってしまうことも。
でも、愛しているからこそ、そんなときは、離れた方がいいこともある。
なぜなら、相手自身の問題は他の人間が関与できるわけでもなく、彼(彼女)自身が自己と向き合わない限り、改善しないものだから。
むしろ傍にいることで、彼(彼女)が改善することの足をひっぱってしまうこともあるんですよね。
愛しているから傍にいたいけど、愛しているからこそ離れなくてはいけない、なんて「究極の愛」を問われるもの。
でも、誰も彼(彼女)を助けられない。自分で変わるしかないから!
依存体質の人こそ、一人の時間を持つべき。
そして、ちゃんと自分と向き合い、「自立」という、誰もが一度は訪れる“人生の壁”を乗り越えることが大事なんですよね。
それができたとき、「今までの苦しみは何だったんだ?」と思えるくらいに楽になれるもの。力を付けた分、人は強くなれるから。
だから、依存体質の人は一人の時間を作り、依存体質な人を愛している人は敢えて離れて、相手の成長を願える人になりましょうね。
お互いの幸せのために!
byコラムニスト・ひかり