“恋愛上手”な相手と恋愛をする場合は、ちょっと気を付けた方がいいこともあります。
恋って、まだ愛とは違う「自己愛の延長」のようなところもあるから、そういう人ほど、「自分が傷つかない(損しない)」ように動く人も少なくないんですよね。
恋の相手は、“恋愛下手”くらいの方が、安心できるところがあることも。
テクニックがない分、その人の行動には、“真心”があることもありますしね。
実は、先日、ある男性の方が書いた“女性向けの婚活本”を読んだとき、
「あぁ、逆に男性に、同じことをされたらたまらないな」って思ったんです(苦笑)。
テクニックで魅力的に演じられて、しかも、付き合うまでは何人とも同時進行でデートをして様子見されたら、(※その本では、何人とも同時進行でデートすることを推奨)私だったら、そんな男性、嫌ですしね。
こんなことをされたくないよなぁ・・・と。
おそらくこの著者の方は男性だけど、女性にも同じことをしているから、こういうテクニックを書いていると推測できます。自分がされても、嫌な気分にならないのか…。
私自身は、基本、自分がされたくないことは人にはしない方がいいと思っているし、自分が人にやったことは、自分に返ってくるものだと思っているので、もしそんな方法で結びついた相手だったら、実は、相手も、同じようにテクニックで魅力的に演じ、自分と付き合うまでに何人とも同時進行でデートをしていたような人かもしれません。
そんな相手と付き合いたいか?
更に言えば、そんな人と結婚したいか?ですよね(苦笑)。
そんな上っ面の褒めテクニックよりも、“真心”をくれよ!と思いますしね。
基本、恋愛テクニック本に書かれていることなんて万人に通用する内容ではありません。
人によって、異性の好みだって違うのだから!
女性は、男性が書いた女性向けの婚活本に納得しがちだけど、だったら、その男性が男性向けに書いた「女性を口説くための本」も同時に読んてみた方がいい。
「え?こんなことをされても、寒いだけだよなぁ?」みたいなことが、平気で書いてあるから!(苦笑)
なによりも、その人に合わない行動をされると違和感しかないから、下手に人の恋愛テクニックをやらない方がいいことも。
(例えばだけど、その人らしくない口説き文句を言われてもちょっと寒気がする、みたいなところはありますしね・苦笑)
テクニックは所詮、上っ面の魅力に過ぎない。
その人の心根までしみ込んだ魅力こそが本当の魅力ですしね。
それこそ、たとえデート相手が奢ってくれたとしても、「奢るのがデートでのマナーだから(別におごりたいわけではないけど)」なんて思っている男性と、「女性に奢って、男らしさを見せたい」と頑張っている男性では、雲泥の差があるもの。
大事なのは、その行為そのものではないんですよ。
そこにある“思い”なんですよね。
それを巷の恋愛テクニック本では、教えてくれていることが少ない、というか。
何はともあれ、恋愛下手な相手だからこそ、培われる関係もあることを理解しておきたいもの。
“恋愛上手な相手”に出会ったときは、ちょっと様子を見た方がいいかも!
byコラムニスト・ひかり