■結婚するのにふさわしい相手を勘違いしていることも
婚活中の人を見ていると、男女限らず、自分の”理想の結婚の枠”に入る人ばかりを探している人が多いですよね。
そんな人いるのかなぁ?
枠に入る人ばかり探しているから、相手がちょっとはみ出るところがあると、「やっぱり違う」なんて思ってしまう。
だからこそ、関係を築く前に縁を切ってしまったり。
さらに言うと、「自分が思い込んでいる理想の枠に入る人」と「実際に自分に合う人」が違うことも。
例えば、女性だと、「年収がこれだけあって、バリバリ働いている人!」なんて理想があっても、本当にそういう人が合うのか。
好条件には「裏」も必ずあるので、それだけ稼ぐ人は普段から仕事人間で家族サービスができなかったり、お金や地位がある分、女性が寄ってくるから浮気癖があったり…。
つまり、平和で温かい家庭を望んでいるなら、「そこそこ仕事をする人」の方が合っていることもあるのですよね。
逆に男性でありがちなのが、「自分よりも年下で若くて、甘え上手で、結婚しても女でいることを忘れない人!」なんて理想を持っていても、その裏では、相手が若すぎて話が合わなかったり、結婚後も女でいたいタイプは、実は外で浮気することで、自分がまだ女であることを認識したい人も意外といます。
だから、一緒にいると楽しくて安心できる相手を妻にしたかったら、意外と同世代で、しっかり者の女性で、子供が生まれたら、女でいることよりも「母」であることを選べる人の方がよかったり。
たとえ「子供が欲しい」と思っていても、「親になること」が向いていない人もいる。
家庭に落ち着ちつきたいと思っていても、実は「結婚に向いていない人」もいる。
そんな人ほど、ただただ妄想として、絵に描いたような幸せな家庭を追い求めていたり…。
一般的な価値観に振り回されて、勝手な理想の結婚の枠を作っていない?
理想の結婚の枠に入る人を探したり、無理やり相手を枠に当てはめることをするよりも、相手と一緒に、柔軟に”結婚の形”を作っていくことの方が、本当は幸せになれるものだと思うんです。
だからこそ、条件ばかりを見る前に、相手と関係を築くことの方が大事!
「こうあるべき!」なんて結婚の枠は、この際、捨てちゃいましょう。
まずは「人と関係をきちんと築く」。
そこから始めてみませんか?
byコラムニスト・ひかり