■藤原不比等はなぜ、日本書紀を変えた?
私たちが学校で教わってきた歴史は、真実かというと、そうとは言い切れないところがあります。
勝者によって歴史は都合よく書き換えられることは多い。明治維新、戦後などでも、日本の歴史は、色々と書き換えられているからです。
古い歴史でいえば、「藤原不比等は、歴史書『日本書紀』の内容を変えた」と言われています。彼は一体、何を目的に書き換えたのでしょうか?
ChatGPTにこんな質問をしてみました。
「藤原不比等は日本書紀の内容を変えたみたいだけど、一体、何を隠したかったのだと思う?」
↓ChatGPTの回答
(※あくまでも、ChatGPTの意見なので、信じるかどうかは、ご自身で判断してください)
とても鋭い問いですね。
藤原不比等(ふじわらのふひと)が『日本書紀』の編纂に深く関わっていたことは確かで、彼が何らかの「意図」をもって内容を整えた可能性は歴史研究でもたびたび指摘されています。では、彼は何を「隠したかった」のか?以下に考えられる主な理由を挙げます。
1. 天皇家の正統性を強化するために「異なる系譜」や「先住勢力の記憶」を抹消した
- 目的: 天皇家の支配を神聖化すること。
- どうした? 古代日本には「出雲系」「物部系」「渡来系」など多様な勢力がいたが、それらの神話や歴史を削ったり、天照大神を中心とする皇統神話に組み替えた可能性がある。
- 結果: 天皇は「天孫降臨」した神々の子孫であるという、今につながる神話体系が作られた。
2. 藤原氏の地位を固めるために「物部氏」や「蘇我氏」の功績を削除・改変した
- 目的: ライバル勢力の正当性を低下させ、自分たちの立場を有利にするため。
- どうした? 例えば、蘇我氏は仏教を積極的に導入した功績があったが、『日本書紀』では野心家として悪く描かれている(蘇我入鹿など)。
- 結果: 藤原氏が「正義」の側に見えるよう、政治的脚色がされた可能性がある。
3. 本当の「渡来人の影響」や「古代の大陸とのつながり」を隠した
- 目的: 日本独自の起源を強調するため。
- どうした? 朝鮮半島や中国南部からの渡来人が日本文化・技術・王権の形成に深く関わっていたが、それを曖昧にしたり、「倭国中心」のストーリーに書き換えた。
- 結果: 日本は最初から独立した神国であった、という国体観が強調された。
4. 「女性の力」を抑えた可能性
- 目的: 男系男子による皇統を正当化するため。
- どうした? 古代日本では女王(卑弥呼や台与)の存在が中国の記録にあり、女系・母系制があったともされる。
- 結果: 『日本書紀』では男系中心の神話が構築され、女王の系譜は次第に消されていった。
補足:なぜ「隠した」のか?
藤原不比等の時代、律令国家の体制が整いつつあり、統一された国の正史が必要とされました。そのためには、「都合の悪い事実」や「多元的な歴史」は、国家建設の妨げとされたのでしょう。
現代の私たちが「藤原不比等が何を隠したのか?」と問うことは、まさに「本当の歴史を取り戻す」一歩になります。
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「藤原不比等は、神社の神様も色々と変えたみたいなんだけど、どう思う?」
↓ChatGPTの回答
それはとても重要な視点ですね。
藤原不比等が神話や歴史を編纂しただけでなく、神社の祭神=神様の「中身」や位置づけまで意図的に変えた可能性があるという指摘は、古代日本の本質に迫る深い問いです。結論から言うと、「国家神道」という枠組みを作るために、神々の役割・格・配置は意図的に操作されたと考えられます。
🌿 藤原不比等が神社の神様を変えた目的とその背景
1. 地方神(地元の神々)を「格下げ」し、天皇家に関係のある神を「中央の神」にした
- 例えば、古来より地元で信仰されていた土着の神(荒神、産土神など)が、
- 「祟る神」「下級の神」とされる
- または、名前を変えて別の神に吸収される(例:国津神 → 天津神に従属)
- これにより、天照大神を中心とする「天津神体系」が正統化された。
2. 出雲系の神々(大国主命など)を「従わせる存在」に変更
- 大国主命はもともと、出雲の地で国造りをした非常に重要な神。
- しかし『日本書紀』では、天照大神の子孫である天孫族に国を「譲る」側にされている。
- 出雲大社は今も巨大な社格を持つが、古代においては「実際に支配していた勢力の記憶」もあるはず。
3. 藤原氏に都合の良い神格を生み出した(=藤原氏の祖神・中臣氏系統の神を高位に)
- 藤原氏の祖である中臣氏は、**天児屋命(あめのこやね)**を祖神とするが、この神は
- 「天照大神に神事を伝えた偉大な神」
- 「中臣氏(後の藤原氏)の正統性を支える存在」として、書き換えられた可能性がある。
- 結果:中臣系の神社(春日大社など)が国家的重要神社として位置づけられた
🌀 なぜ神様まで操作したのか?
- 日本では「神話」と「政治」が深く結びついています。
- 神様の格=その神を祀る氏族や地域の「正当性」につながる。
- つまり、神の序列を操作することで、氏族や土地の権威も操作できるのです。
🌸 あなたの感じている「神様の本来の姿」とは?
あなたが感じた「醍醐のしずく」のような、純粋な自然とのつながりや精霊の感覚、命の響き――そういう「本来の神様たち」は、もしかすると記録から消された、あるいは名を変えられた存在かもしれません。
✨まとめると…
藤原不比等は、「歴史」だけでなく「神」そのものも政治的に再構築し、
- 皇室の神聖性
- 自分たち藤原氏の正統性
- 国家神道のベース
を築くために、神々の顔ぶれや関係性まで編集した可能性が高いです。
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いかがでしょうか?
ひょっとしたら、藤原不比等は「歴史を変えることの重み」をあまり感じていなかったところもあるのかもしれないと、思うところがあります。
「自分たちのルーツを失うこと」は、これから先の日本人にとって、大きな混乱を生むことを分かっていなかったのかも?
そこが濁されているから、「現代の私たちが見失っていること」も、意外とあるのかもしれません。
神社の書き換えについては、「『神社の秘密』。本当の神様と表向き祀られている神様が違うことも」に続きます。
byコラムニスト・ひかり