ファッション誌で、「恋を休む女」といった特集が組まれていた。タイトルを見た瞬間、嫌な予感がした。「恋を休む女」とは、よく言ったものである。
“何もかも自分好みのイケメン”がグイグイ押してきても、果たして女は休むのか・・・?
私ならば、シャッターを内側からブチ破ってでも、店を開ける。それでも頑なに拒むならば、「恋を休む」を名乗るに相応しい。
つまり・・・「好みの男以外は、いりません!」企画だな。
本誌では、恋を休む女のタイプが、以下のように紹介されていた。
・元カレでコテンパンになったのに、引きずっている
・女子会で満足(これは若い子向けか)
・非リア充に夢中(二次元、アイドルなど)
・仕事まっしぐら(忙しくとも恋はできるが)
まぁ、この辺りは理解できなくもない。マズイと感じたは、以下2タイプ。
・出会うのが面倒くさい
・常にオーディション
どちらも、「好みの男以外はいらん!」という姿勢である。ちなみに世の女子に多いのが、“オーディションタイプ”だそうな。
本誌によると、「常にいい男を見ており、美味しいものを食べ、いい服を着ている。そんな女性の眼鏡にかなう、独身男はいません!」だと。確かに数は少ないが、いないと言い切るか。
「いたとしても、若くて可愛い女子アナみたいな子と付き合います」とのこと。なるほど・・・いい男は、自分よりいい女のものであった。
さらに、「これに気付かないと、40歳、50歳になっても審査員の席に座り続けます」と恐ろしい締めくくりで終わる。永遠の審査員・・・おしゃれでセンスのいい、ちゃんと働いている綺麗な人にありがちな事故だという。
対策としては、こう書いてあった。「ご飯を一緒に食べていても楽で、一箇所でも好きな所がある人を見つけよう」
好きな所が一箇所でも、パワーを発揮する項目って何だ・・・?大抵の人には、何かしらいい所があるだろう。(そう言えば、いい所が1つもない男を、「犯罪者よりマシ」と形容した女がいた)
パスポートの申請に必要な身分証のように、1つあればいいもの(免許証)と、2つ必要なもの(保険証+年金手帳)がある。目の肥えた女に、「性格」だけでは通じない。「性格」+「財力(または顔など)」、2項目は必要。
自他共に認めるイケメンしか愛せない友人だって、「職業が嫌!」と、イケメンを却下したりする。専門家であっても、「顔」だけではNGなのだ。もはや1項目で何とかなる時代は終わった。
親以上の世代では、こんなこともあったと聞く。「まぁ、いいか。この人、誕生日が西城秀樹と同じだし・・・」と、気に入った箇所が1項目あれば合格。
現在のオーディションは厳しくなっているので、せめて基準を緩くする対策を!そうでなければ、誰も合格できなくなってしまうだろう。
by 三重県