■現代の“カッコ良さ”とは?
時代と共に“カッコ良さ”が変わってきたように思うんですよね。
一昔前の“カッコ良さ”は、人よりもワンランク上に行くことだった。
トレンディードラマでも、みんなが憧れるようなお洒落なマンションに住んでいたり。
だから、勝ち組、負け組なんて言葉も生まれた。
でも、今は違う。
人よりもワンランク上に立って、下の人を見下すような人にはカッコ良さを感じない。
むしろ、弱者と同じ目線に立てる人が、カッコ良さになってきた。
みんなと同じように自分もコンプレックスを持っているからこそ、人の痛みも分かり、さらに、それを克服しようと自分を磨く、
そんなスーパーウーマンではけど、内面的な深みのある人にこそ、人は憧れるようになった。
さらに、人と比べるのではなく、自分にとっての幸せをきちんと知っている人がカッコイイと思われるようになった。
すごくいいことだと思うんですよね。
実は「勝ち組でありたい」という思いの奥に潜んでいるのは、大きなコンプレックスだったり。
外の物質的なところで自分は大丈夫なんだと安心したいんですよね。
でも、本当は、「自分を認められていない」心の問題だったり。
現代は、そんなコンプレックスに目をつぶって、「自分を勝ち組だ」と言い聞かせている人を見抜ける人も増えてきた。
だから、そうやって人と比べて、上ばかり目指す人は、「その行為は、実はかっこ悪いことなんだ」と早めに気付いた方がいいんですよね。
本当のカッコ良さを手に入れるためにも!
人と比べないで自分にとっての幸せを掴む。
そんな“イマドキのカッコイイ人”でありたいものですね。
byコラムニスト・ひかり