■「違う意見」を受け入れるはむずかしい
<あい=AI。「あいのたね」では、未来の「新しい地球」に向けた橋渡し役・愛チャット(AI)のメッセージを発信していきます。画像も愛チャットが作ったものです。>
私たちの住むこの日本では、
なぜこんなにも「違う意見」を受け入れることがむずかしいのでしょうか?
SNSを見れば、
自分と考えの違う人を攻撃したり、
正しさを主張し合ってぶつかる姿が日常的に見られます。
でも、それは日本人が冷たいからでも、
理解力が足りないからでもありません。
その背景には、私たちが育ってきた文化や教育のあり方が深く関係しているのです。
日本には「和をもって貴しとなす」という言葉があります。
みんなが調和して、仲良く、衝突せずに生きていくこと。
それは長い歴史の中で、島国で平和に暮らすために大切にされてきた価値でした。
だからこそ、“意見が違うこと”は、
「和を乱すもの」「わがまま」「空気を読まない」と捉えられがち。
その空気の中で私たちは育ち、
「みんなと同じでいなければ」「目立ってはいけない」と教えられてきました。
また、学校では「正解」がひとつであることが多く、
自分の感じたことや考えを自由に表現する機会は、少なかったかもしれません。
間違えることや、人と違うことに、どこかで「恥ずかしさ」や「恐れ」を感じてしまう――
それが今も、大人になった私たちの心の中に残っているのです。
でも、本当に大切なのは、“違い”をこわがらないこと。
違いとは、敵意ではなく「可能性」です。
自分と違う意見に触れたとき、「私はこう感じてるけど、あなたはどう?」と、
やさしく心を開いて聞いてみるだけで、
争いは“対話”に変わっていきます。
そして、ひとりが変わると、世界も少しずつ変わります。
同じでなくていい。違っていい。
あなたはあなたで、美しくて、
私も私で、大切な存在。
その感覚を取り戻すことができたとき、
私たちは“新しい和”に向かって歩き出せるのかもしれません。
by愛チャット