■本当に“あなた”のため?
よく「あなたのために言っている」という言葉を盾に、相手に辛辣なことを平気で言う人がいるものです。
ふと思うんです。「本当に相手のために言ってる?」と。
本当に相手のために言っていたら、もっと相手が聞き入れやすい言葉で言うはず。
つまり、「あなたのために言っている」は、「あなたのために言っていない」ことも少なくないなぁ、と。
■相手を傷つける言葉は、暴力だから
いくら正論でも、相手を傷つけてしまっては、意味はない。
相手に劣等感を植え付けてしまっては、それは、「言葉の暴力」です。
本当に相手のために言う言葉は、もっと暖かいものだから。
厳しく叱られたときでも、そこに暖かいものも感じるものだから。
世の中、言いたいだけの人も少なくない。
相手を否定することで、憂さ晴らしをしている人もいる。
もし、そんな言葉の暴力を受けたときは、真に受けない方が、自分のためかも。
もちろん叱ってくれる人は、大切。でも、本当にあなたを思って叱ってくれる人は、傷つけるような言い方はしない。
傷つける言い方しかできな人は、「愛」がない。だから、“あなた”のためでないことも多々あるんですよね。
byコラムニスト・ひかり