今は、コラムニストとして生活をしていますが、私の人生が変わったのって、願い事が変わった時なんですよね。
30歳のころ、人生のどん底を味わったときに、神社でこんな願い事をしました。
「自分が進むべき道にまっすぐ進めますように!」と。
結婚したいとか、いい仕事に出会いたいとか、そんな具体的な内容ではなかったのは、そのときの私があらゆるものを失い、何を望んでいいのか分からなかったから。
でも、そう願うようになってから、私は「自分らしく幸せになっていった」ような気がします。
おそらく、具体的な願い事がある分、それにこだわり過ぎているところもあるのかもしれません。
また、それは今の自分には合っていないことだから叶えられないことだって、あるのだと思うんです。
つまり「こうでなければ幸せになれない」と凝り固まった考えをしてしまうと人は、本当の意味で幸せにはなりにくいのかもしれません。
結局、幸せって、人それぞれで、自分にとっての幸せを掴む必要があるのに、みんな、自分自身のことを分かっていないから、「結婚したら幸せになれる」「お金持ちになったら、幸せになれる」とありきたりな幸せばかり望んでしまう。
結果、自分とは合わない環境を手に入れて、不幸になったり、逆に合わないからこそ手に入れられなくて、苦しんでしまったり。(※でも、合わないのだから、手に入れない方が実際はいいはずなのに)
そんなときは、全てを手放し、「自分が進むべき道にまっすぐ進めますように!」と神様に委ね自分は、ただただ日々を一生懸命過ごすだけでも、人生は変わってくるのかもしれません。
なんだかんだ言って、人はいつも「自分の気が向く方」に進むようになっている。
つまり、一生懸命やるにも、やはり気が向く方に一生懸命やるんですよね。
その先にあることが、自分に一番合うことだったり。
「幸せになるために大切なのは、自分にとっての幸せを見つけ、そこに進むこと。一般的な幸せをただ追いかけることではない」
そういうことなんです。
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私が今好きな仕事をしているのは、どうしてなのだろう?と考えてみたんです。
もちろん誰もがみんな好きな仕事で生計を立てられることはない。単に私がラッキーだったとも言えます。
でも、私は大学卒業して、就職してからずっと、「ただ、ただ好きな仕事をして、生きていくことを夢見ていた」ところはあります。
お金よりも、時間よりも、好きなことを仕事にしたい、と。
そのために、色々なことをチャレンジもしたし、転職もしました。
結局は、「毎日がつまらない」ことに、諦められるか、否か、と言うことだったのかもしれません。私は良くも悪くもつまらないことが苦手なので、諦められなかったし、耐えられなかった。だから、行動した。それだけのことなんだと思います。
だからと言って、ずっと演劇で食べていきたかった私にとって、ライターの仕事は第一希望ではありませんでした。出来ること、出来ないこと、やりたいことの折り合いを付けながら、自分の道を探していったところはあります。
もし、今、つまらなくて辛い人は、自分に興味を持ち、色々と自分にやらせてみて、何だったら楽しめるのかを探していき、楽しい人生にしていくことに対して諦めないことが大事なのだと、つくづく思うものです。
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幸せの形にこだわらず、自分を知り、自分にとっての幸せを掴む。
これこそが、本当に幸せになるために大事なことなんですよね。
自分らしく、幸せになりましょうね!
byコラムニスト・ひかり