■自分の人生に納得できている?
自分の本心を隠して、無難で器用に生きてしまっている人は意外と多いな、って思うんです。
何かを諦めたまま無難な選択ばかりをして、心を焦がすくらいに一生懸命何かに取り組まないまま大人になってしまった人は、自分の人生に納得できないまま生きてしまっている。
そういう人は、人と自分を比べ自分の方が恵まれていると、「あの人よりも幸せだから」と自分を納得させたがる。
さらに、劣等感が強い人になると上から目線で人を見下すようになってしまう。
そんな人生のままで本当にいいのでしょうか?
■自分にすることしか、人には出来ない
人は基本、自分にすることしか、人にすることはできないもの。
自分を愛せない人は、人のことを愛せないし、自分を大切にできない人は人のことも(本当の意味で)大切にできない。
自分の心の声を聞いていない人は、相手の心の声も聞けない。
だから、自分と上手に対話をしていない人は、人とも上手に対話ができない。相手の心を深く読めないから。
本来、人は、心の内に共通点は多い。だからこそ、自分が持っている感情を相手が持っていると分かるもの。相手の醜い感情だって気付いてしまうもの。
嫉妬や劣等感などは人は子供の頃は、誰しもが持っているもの。だから、そのときに自分のその感情に向き合えた人は、相手の嫉妬心、劣等感にも気付く。克服した人であれば、なおさら気付く。
逆に、向き合えてこなかった人は、自分の弱さや醜い部分に気付かないまま・・・いや、心のどこかでは気づいてるのだけど、「どうすることもできないものだ」と自分に言い訳をしながら、誤魔化して生きていく。
だから、相手の感情にも気付きにくいし、自分がそんな感情があることも見て見ぬふりをしていしまう。
そんな生き方でいいの?
■そろそろ勇気を出してみたら?
自分の人生に納得できていない人は、そろそろ一歩、踏み込むべき!
別に、今の仕事(生活)を全て捨てて好きなことをしろ!なんて言ってはいません。
生活もあるし、やはりお金も大切ですし。
でも、生きていくことに納得しないまま、人生を歩むのはもったいないから。
365日、仕事があるわけではない。(それはブラック企業です!)
休日の時間を使って、自分が心の底からやりたいことをやってみることは大切!そこそこ好きなことではなく、本当に好きで、人生においてそれをやり遂げたいとすら思えるくらいに夢中になれることをやった方がいい。
絶対に探せば、あるはずだから。
それは、そんなにスゴイものでなくていいんです。人によっては、「子供の成長が何よりも私の幸せ!」と言う人だっている。自分の人生を誤魔化すのではなく、本心でそう思っているのであれば、それでいい。素敵な生き方だし。
「釣りバカ日誌」のハマちゃんのように、好きな釣りばかりをしていたっていい。別にお金にならない演奏家になっても、手品師になっても、創作料理に没頭しても、何でもいい。
ただただ、「本気でやりたい!」と思えることを精一杯やれたら、人は自分の人生に納得できるものだから。
とはいえ、好きではない仕事をやり、中途半端に趣味を作って、それでも自分の人生に本当に納得できているのであれば、それでもいい。
本当に納得できているのであれば、それでもいい。
でも、納得できていないなら、今、やるべきことはあるんじゃないの?と思ってしまう。
■何をやるか?が大事ではない。納得できるかが、重要!
なにをするか?が大事ではなく、自分が納得できる人生を歩めるのか?が重要なんです。
納得できていないとその自分の心に伴う言動が、魅力的ではなくなってしまうから。
人と比べたり、人を見下したり、自分を大きく見せようとしたり。更に言えば、自分で自分に納得して、受け止めることができていないから、人に受け止められようとしてしまう。
自己承認欲求が強くなり、自己アピールばかり増えてしまう。自分を受け止められていない人は人のことなど受け止められない。だから、本当の意味で人といいパートナーシップがとれない。
そんな自分のままでいいの?
■人生に納得できている人ができていること
自分の人生に納得できている人は、それがお金になろうがならないだろうが、本気で好きなものを一生懸命楽しんでいる。
それこそが、生きる喜びだから。
人生に納得できていない人は、自分にも納得できていない。それは当たり前と言ってしまえば当たり前。
だって、自分に正直ではないから!
もっと自分に正直になった方がいい。
ありのままの完璧ではない自分をきちんと受け止め、成長を願えるようなそんな深い愛情を持てるようになった方がいい。
誤魔化しているうちは、自分にも、自分の人生にも納得できないものだから!
byコラムニスト・ひかり