自分らしさを失っている人ほど、嫉妬をするものです。
最近、つくづく思うのです。
どうしてこんなに、孤独から引き起こす事件が多いのだろうと。誰も得しない。誰も幸せになれない。
日本は、みんなと同じことをすることが正しいという教育を受けた結果、人と比べ、劣等感や孤独を抱える大人を増やしてしまったのかもしれません。
本来は、「みんなと違ってもいい。その代わり、相手が自分と違うことも受け入れ、折り合いをつけることが大切だ」と教えることが大切なのでは?
みんなと同じことをすることを大切にする人は、自分を見失う。自分を見失っている人は、自分を好きになれない。そこにいるのは、本来の自分ではないから。
自分を受け入れられない人が、人のことなど受け入れられない。
それでは、人と調和なんてできないのでは?
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多くの人は、“自分と違うタイプの人”が、自分の特徴を生かして活躍する場合は応援できる。
でも、“「自分と同じ」だと思っているタイプの人間”が活躍したときは、嫉妬してしまうことが多い。「どうして活躍しているのは、私じゃないの?」と思ってしまうから。
「みんなと同じように生きることがいいこと」だとされてきた環境では、嫉妬が多いのは必然的とも言えるかも。
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恋愛や結婚の悩みだって、「自分の人生のテーマ」であるなら、どうしたらうまくいくのか考えた方がいいけど、世の中の多くの人は、自分の人生テーマはさておき、いい恋愛、結婚している人と比べて、悩んでいる。
恋愛、結婚ができない以上に、自分が人と同じではないことに悩んでいる。
それって、もしかしたら、あなたの人生の課題では、ないかもしれませんよ?
もう一度、きちんと考えた方がいいことも。本当に今、恋愛したいのか。本当に今、結婚したいのか。本当は、フリーで自由に生きていることも幸せだと思っていない?
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もっと自分を“オリジナルの存在”として、特徴を生かし、大事にするべき。
そして、「みんなと同じ」ではなく、自分ならではの人生を生きるべき。あなたは大量生産されたロボットではないのだから!
<追伸>「うちの子は、どうして他の子とは違うのだろう」なんて、悩む親がいる。
自分らしさが分からない大人が子供に自分らしさを教えるのは難しいことなのかもしれない。 それって、自分が解けない数学の計算を、子供に教えられるのか?というのと同じことですしね。
むしろ、まだ無垢な子供の方が自分らしさを知っているかも。大人の方が教わってもいいかも? 大人からまず、自分らしく生きること、その上で人と調和していくことを学ぶことが大切なのでしょうね。 もっと多くの人が、自分らしく生きやすい世の中になるといいですよね。
byコラムニスト・ひかり