人を信じることは難しいものです。
それはなぜなのか?
「自分の弱さとの戦い」でもあるし、自分ではコントロールできない「相手の問題」であることもあるし、(※相手が嘘つきとか)どんなに信じていても、人の心は変わってしまうこともあるから、というのも大きな要因でしょう。
大切だから失いたくない。でも、そもそもこの世は諸行無常というように、常に変わりゆくもので、永遠なんてものはない。
だからこそ、不安になる。相手を、そしてこの関係を大切に思えば思うほど、失わないか、不安になる。失ったら、生きていくのが辛くなるから。
その「恐れ」から、逆に相手を疑ってしまう。
そして、それが仇となって却って関係を壊してしまったり・・・。それでは、本末転倒ですよね。
究極なことを言ってしまえば、強くなるしかないんですよね。
裏切られても立ち上がれるくらい強い人になれれば、人を信じることができる。
例えば、人にお金を貸した時でもその差は出てきます。
相手からお金が返ってこなかったとき、「信じたのに、裏切られた!」と嘆き悲しむのか、もともとあげるくらいの気持ちで貸して、返ってこなくても、「返せないならしょうがないな」と思うのか。
それだけでも自分に与えられるダメージは、随分、変わります。
あげてもいいと思えるくらい自分にそれだけの余裕があるのか、あげても痛くないと思えるほど、相手を大切に思えているのか、という、自分の力も問われます。(※とはいえ、私はお金に余裕がないので、「関係を壊さないために貸さない」です。それも一つの方法です)
結局は、信じるためには相手へ愛情と自分の力(内面の強さも含む)が、重要だったりするんですよね。
だから、極端なことを言えば、騙されてもへっちゃらなくらいに強い人だったら、誰のことも信じられるのです。
全ての人を信じなくてもいい。でも、本当に大切な人のことだけはきちんと信じられる人でありたいものですね。
それができないと、本当の恋愛は始まらないから!
byコラムニスト・ひかり