■本物の幸せ者の思考とは?
恋人ができたら、幸せになれる人がいる。出世したら、幸せになれる人がいる。お金持ちになったら、幸せになれる人もいる。美味しいものを食べたら、幸せになれる人がいる。
それは素敵なこと。だけど、言い方を変えると、「何かを得ないと幸せになれない人」とも言える。
恋人がいなくても、幸せな人もいる。出世しなくても、幸せな人もいる。家を持っていなくても、幸せな人もいる。美味しいものが食べられなくても、幸せな人もいる。
何かを得なくても、幸せを感じている人もいる。
心のあり方が幸せを作る。
心が平穏であること。
心がいつも満ち足りていること。
幸せはいつも、外ではなく、内側にある。
「幸せを得る」というよりは、「自分のあり方」が「幸せそのもの」になる。
そういう人は、周りに振り回されることなく、ただ、ただ、幸せでいる。
極端な話、幸せばかり追いかけている大金持ちと、いつも心が満たされている貧乏な人、どっちが幸せなのか?
大金持ちの方が幸せだと思う人は、お金がないと幸せではないと思っていて、現にお金がないと幸せにはなれない人かもしれない。
心が満たされている貧乏な人の方が幸せかも?と思う人は、何を得るから、人は幸せになるわけではない、ということを、心のどこかで理解している人とも言える。
何を得る、得ないに関わらず、幸せでいられる人は、本当に幸せな人だと思うのです。
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この物質的価値観、結果主義の世の中では、幸せを感じられない人が増えてきた、と言われています。
それは、今までは「何かを得なくても幸せを感じられた人たちが、何かを得たことで、さらに幸せを感じられていた」のに、段々、世の中の価値観が変わり、人も変わり、「何かを得ないと幸せになれない人たち」ばかりになってきてしまったからかもしれません。
何度も言うけど、「幸せを得る」というよりは、「自分のあり方」が「幸せそのもの」になる。
それに気づけたとき、その人はすでに幸せであると言えるんですよね。
“本物の幸せ者”になりませんか?
byコラムニスト・ひかり