不倫は、本当に「大人の恋」なのでしょうか?
不倫を擁護する人は、「好きになってはいけない人を好きなってしまうことはある!自分に正直に生きることがいけないことなのか?」と言う。
もちろん、好きになるのは自由。正直に生きるのことも大切。でも、そこから先、深い関係になるか否かは「理性」の話になる。
「Hをしたいから、してしまった!」というのは、正直さとはちょっと違う。
それは、欲望に負けたのだ、と。
もちろん人間だから、時として欲望に負けることはあるでしょう。
でも、それを正当化してはいけない。悪いことだと認め、迷惑をかけた人には、きちんと謝罪の気持ちは持った方がいい。
自分の立ち位置を見えず、「好きになったのだから、仕方がない」「したかったのだから、したんだー!」というのは、“子供の発想”なのです。
もちろん世の中には一夫多妻制の国もある。結婚していたって、他の人と恋愛できる国だってある。
だから、倫理的な話ではない。“思いやり”の話なのです。
さらに、“日本という国のルール”の話なのです。
自分中心に世界が周っているうちは見えないことも多い。
でも、視野を大きく持つことが、大人になることなんですよね。
「不倫は大人の恋だ」と言うのであれば、まずは自分自身が大人になった方がいいかもしれません。
不倫はむしろ、大人になり切れない人たちの恋の形かもしれませんよ?
byコラムニスト・ひかり