占いって、当たればいいのか?というと、そうとも言えないんですよね。
むしろ当たる占いほど、気を付けた方がいいかもしれません。
例えば、これからの人生において、Aの道とBの道があるとして、当たる占い師に「Aがいい」と言われ、Aを選んだとしても、
・自分でAかBか悩んだ末に(その間に色々な人に相談して意見をもらったり、関係者とすり合わせをしたりして)結果、Aを選ぶ
・何も考えずに、占い師の言葉をうのみにしてAを選ぶ
では、状況って随分、変わると思うんですよね。
「結論」以上に大事なのは、それを選ぶまでの「過程」であるわけで。
その過程にこそ、「自分の成長」があったり、またいろいろな人とのすり合わせによって、その結論を選んだら、誰もが納得してくれたりすることもありますしね。
例えばですが、占い師さんに、「この人と結婚した方がいい」と言われたとして、占い師さんにそう言われたから結婚したって、「そこそこの幸せ」かもしれないんですよね。
逆に、そんなアドバイスをもらわずに、右往左往しながらも、結果、「やっぱり自分にはこの人しかいない」と確信して結婚するのとは、わけが違う。
もちろん、占い師がいなければ、誤って「結婚しない」という選択をしてしまう恐れもあるけど、仮にそうなっても、それを選択しまったのは自分に「未熟さ」があったからであり、今のうちに学んだ方がいいんですよね。
仮に、痛い結果になったとしてもそれを通して「学ぶ」ことの方が、重要だったりしますしね。
それが、5年後、10年後の自分を助けることになるでしょう。
学んでもいないのに、正しい方向にばかり進む方が、逆に危険。成長していない分、あとで大変なことに遭う可能性は高いでしょうしね。
多くの占い師さんは結果を教えてくれても、「過程」までは教えてくれない。
でも、人生は「過程があってこその結果」なんですよね。過程を飛ばしちゃいけない、というか。
結果ばかりに囚われずに、「過程=自己の成長」を大切にできる人でありたいものですね。
byコラムニスト・ひかり