“シンデレラ・コンプレックス”といって、男性に依存的な願望を抱くシンデレラのようになりたい心理を抱いている女性は、少なからずいます。
でも、ホントに“シンデレラ”になるため大切なことを、そういう人は分かっていないかもしれません。
先日、偶然にも、所謂、千載一遇のチャンスをつかんだ“シンデレラ・ガール”“シンデレラ・ボーイ”の経験を持つ人気俳優さん&女優さんを取材しました。
そういう人は一夜にしてスターになったり、あるきっかけで急に人気が出たり、しているのですが、そのチャンスが訪れるときには、すでに「チャンスを維持できるだけの能力」を身につけている人が多いんですよね。
そうでなければ、ラッキーなことって、一瞬だから。
それをきっかけに次々に大きな仕事をもらえるようになるためには、やはり実力がなくてはいけないわけで。
チャンスを得ること以上に大事なのは、チャンスをきちんとものにして、維持できる力なんです。
だから、周りから見たら、急に相手の存在を知り、人気者になった姿を見ているから、“シンデレラ”だなんて思いがちですが、ずっとその人のことを知っている人から見たら、「ようやく成功を手に入れた人」に見えることもあるんですよね。
シンデレラになりたければ、もうすでにシンデレラの素質はなければいけないし、シンデレラであり続けられるくらいの魅力をもっていないといけないんですよね。
そうでなければ、「美人は3日で飽きる」なんて言葉があるように、本当の魅力がなければ、さっさと飽きられてしまうから。
芸能界の世界なんかは、死ぬほど努力をし続けても、チャンスを掴める人は一握りだったりもします。
つまり、努力をするなんて当たり前。能力と魅力があることなんて当たり前。 それで尚且つ、「運の強さ」が大切!なんていう、厳しい世界なんですよね。
やはりスターとなる人って“もっている”人も多いですしね。
だから、そんな芸能人ではない私たちでも、せめて努力くらいはしておいた方がいいかも。
なにもしないままシンデレラを望んでいても物語の世界の中で終わってしまう。 シンデレラになりたかったら、シンデレラだと周りに認められる前からすでにシンデレラじゃなくてはいけないもの。 それが現実なんですよね。
byコラムニスト・ひかり