人を信じることは大切なことであり、ステキなことです。
ただし、信じる前に大切なことがあります。
それは・・・“信じるに値する人”を信じること。
当たり前のことではありますが(苦笑)。 例えば、こういう人のことは信じない方がいいでしょう。
・自己中の人
・欲望に弱い人
・いい顔をしたくて、つい嘘をつく人
・感情のコントロールができない人
こういった人は、本人に裏切る気持ちはないにしても、現実的に相手が信じるような行動をする能力が低いんです。
「能力がない」となると物理的に難しいんですよ。 だから、もしそれでも信じたいと思うのであれば、「相手はできないかもしれない」というのを前提に、信じなくてはいけません。 そうしなければ、裏切られた時のダメージは大きいでしょうしね。
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一度、自分を裏切った相手が「もうしないから!」と謝ってきて許したら、また同じような裏切り行為をするなんて話はザラです。
例えば、何度も浮気をする人。お金を返さない人。(何度も借金する人)いつもお酒に飲まれる人・・・。 こういう人は基本的に理性が弱いので、(欲望が強くて抑えられないので)直らないと思った方がいい。
約束を守らない相手以上に、改善すると期待する方が愚かなこともあります。冷静に相手を見ていないですしね。
例えば、お金を貸すにしても、あげるくらいの気持ちでないと、なかなか返してくれなかったらそのうち、返せ!返さない!で命の奪い合いにすら発展しかねません。 だったら、もともと「こういう人は、返さないし、返してきたときはラッキーだと思う」くらいの気持ちになれないのであれば、そもそも貸さない方がいいし、関わらない方がいい。
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人を信じる前に相手をよく観察しないと、ダメなんですよね。
人を裏切る人は“弱き人”なんです。そんな人と同じ土俵に乗ってはいけません。 弱い相手のまま受け止められないのであれば、下手に信じようなんてしないで、離れた方がいいです。
相手が能力的に無理なのであれば、どうがんばったって難しいものです。本人に生まれ変わるくらいの強い意志がなければ直ることはほぼないでしょう。
勝手に期待して、裏切られて、気分悪く過ごすのは、自分が損です。 もうそういうのは、止めましょうね。
byコラムニスト・ひかり