■関係の変化が訪れることも
異性の友達と恋人になったり、結婚できたりするかというと、人それぞれかもしれません。その人の恋愛観による、というのか。
私の友人（男性）は、７年来の女友達から、ある日突然、「私と付き合って！」と言われて、付き合いました。
男と女である限り、なにかのきっかけで、関係の変化が訪れることって無きにしも非ず。
ある程度、大人になったら、男女限らずですが、友達になる人というのは、人として惚れないと関係は続かないものだから、そう思うと、それが恋愛や結婚に発展してもおかしくないもの。
逆を言えば、私自身は、「友達にもなれそうにない人」とは、むしろ付き合えないかもしれません。
一緒にいて楽しくないから！
年を重ねるにつれて、異性に求めるものも変わってきますよね。
単に「男」として求めるというよりは、人として深く関わりたいと思うほど、尊敬できたり、共感できたりすることを求めるというか。
ただ、これに関しての価値観は、人によって違うでしょうね。
◇
以前、飲みの席で、ある男性たちは「友達の女性とは付き合えない」と言っていました。
ただ、正直言うと、単に「異性」としてしか、女性を求めていない男性って、家庭向きになりにくい人は多いかも。
パートナー選びのときも、人間性以上に、「女」としての魅力を重視しているから、いざ結婚しても、夫婦のコミュニケーションが上手にとれていなかったり、関係が落ち着いたときには、さらに、ほかの女性を求めて、外に目を向けがちだったり。
つまり、そういう人は、結婚（＝愛）ではなく、恋愛（＝恋、自己愛）がしたいだけ、だったりするんですよね。
おそらく、自分の人生において「女」という枠があって、そこを女性で埋めるだけ、というか。
だから、楽しさ、面白さはパートナーではなく、友達に求めちゃったり。
そういう意味では、そういう人たちは、「女性とは友達になれない」と言う男性と似ているかも。
自分の人生の「女」枠に埋める存在を求めているに過ぎないから、知り合う女性に対しては、「その枠に入るか入らないか」というメリット、デメリットでジャッジしてしまう、みたいな・・・。（そもそもそういう人は、「友達」枠に、女性を入れる気ない）
それって、それだけまだ女性を「所有する」という感覚がある、ってことかもしれませんね。
友達だと、ある意味、精神的なところではフェアーでなくてはいけないもの。
その感覚を持っていないというか。
（もちろん、フェアーといっても、女性も相手を男性と立てたり、男性も相手を女性としての扱いをすることは大事ではありますが。）
◇
異性の友達が恋人に発展するかどうかは置いといても、「女性と友達になれる男性」というのは、私は個人的にも好きです。
年を重ねてきたから、というのもあるけど、やはり人として惚れたいし、人として惚れられたい。
そんな関係の方が、いいパートナーシップが築けるのでは？と思うものです。
ｂｙコラムニスト・ひかり
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