自分が思う人に思われること、思ってくれる人を好きになることはしょっちゅう起こることではないし、奇跡ではあるけど・・・不可能なことではありません。
現実的に、「パートナー選び」というのは、「世の中のたくさんいる異性の中からたった1人を選ぶ」ことなので、それくらいのハードルがあっても、いいと思うんです。
だからって、自分が好きな人を振り向かせることばかり考えるのではなく、自分を好きになってくれた人を好きになれることを考えることも重要。
例えば、相手の条件が理想とは違っても、好みのタイプであれば、まずは付き合ってみる。
また、共に人生を歩んで行けそうなくらい気が合うのであれば、今まで好きになったようなタイプでなくても、気負わないで交際してみる、とか。
付き合う前に感じる「好き、嫌い」と付き合ってからの「好き、嫌い」ってやはり違うから、
まずは「関係を始めてみる」ってことも大事なんですよね。
例えば、付き合ったときに見せる相手の姿は、普段とは違うこともあるし、(付き合ったら、甘えん坊だったり)その今までとは違う姿にキュンときて、恋に落ちることもあるでしょうし、また、一緒に過ごす時間が楽しくて、好きになることもありますしね。
ただし、少女漫画のように一目会ったその日から恋に落ちるような、ある意味、“表面的な恋の落ち方”ばかりを目指していると、本当に恋は始まりにくい。
ビビビ!とくるのとは違う「人の好きになり方」が出来るようになった方がより恋のチャンスは広がるような気がします。
例えば・・・極端なことを言うと、恋に恋しても(結婚に恋しても)、いいと思うんです。そこから相手のことを段々、本当に好きになれるのであれば。
それで言えば、結婚願望がある男性、女性であれば、「結婚できる可能性がある相手」に対して、そういう部分から惹かれることもあるかもしれないけど、そこから付き合い始めて、徐々に相手を理解し、受け止め、本当に好きになれるのであれば、問題ないとも思いますしね。
「あばたもえくぼ」というように一旦、恋の魔法にかかってしまうと相手の気になっていた欠点すら愛おしくなってくるものですし!(笑)。
だから、自ら自分に恋の魔法をかけることだって、大事だと思うんです。自然と魔法にかかることばかりを待っていないで。
逆に、魔法にかかりにくいタイプというのは、相手に対して、ちょっと違うな、と思うところがあると、すぐに縁を切ってしまうタイプとか、相手を素敵だと思っても、望む条件に合わないと、自ら恋の魔法を解いてしまう人とかだったりします。
特に相手の欠点を知ったら、すぐに「ダメ」だと思ってしまう人は、ある程度大人になったら、それに対応できる自分になること、許せる寛容さは持つことの方が大事ですよね。
それで言えば、自分の不安感、嫉妬などの感情に負けて、“自爆してしまう人”というのも、自ら恋の魔法を解いていますね。
傷つきたくない現代人には、こういう人が意外と多い!
つまり、相思相愛がなかなか実現しない人というのも、もしかしたら、単に縁やタイミングだけの問題ではないこともあるかもしれません。
チャンスはいつだって目の前に在るけど、生かし切れていないことも、実はあるんですよ。
特に、自ら恋を壊すクセがある人はそれを直すことは、すごく重要。
「相思相愛は奇跡に近い。でも、不可能ではない」
相思相愛になれるよう、自分に恋の魔法をかけてみましょうね!
byコラムニスト・ひかり