コンプレックスは、人を誤作動させるもの。
今あるコンプレックスはもちろんのこと、「過去のコンプレックス」が根強く心に残っている場合も、誤作動させる。
例えば、今、お金持ちの人がいる。過去に貧乏な経験があった人は、今、お金を持っていることをひけらかしがち。
でも、過去もお金持ちだった人は、別にひけらかさない。それがどうってことでもないから。
出世をする人も同様。
過去に何かしらキャリアにコンプレックスを持つと、出世した今でも、アピールをしてしまう。
そういう人ほど、出世すると浮かれてしまう。
もちろん、誰でも浮かれてしまうことはあると思う。過去にコンプレックスを持っていた経験があればあるほど、浮かれてしまうものだとは思う。人は弱いものだから。
でも、いい加減、その地点から飽きることも大切!
そうでなければ、本当に残念な人になってしまうから。
過去の「自分の痛み」をどれだけ手放せるかが、「現在、幸せになれるか」の決め手にもなるとも思うのです。
◇
出世をすると浮かれる人は多い。お金持ちになっても浮かれる人は多い。
でも、もし今、自分が望んでいた環境でいる人は、早く過去のコンプレックスを自分の心から手放すことが大切。
そうでなければ、今得られている環境にふさわしい人ではなくなってしまうから。
もちろん、今の幸せを実感することは大切。でも、浮かれている場合ではない。
そこからが「より本物になれるかどうかのテスト」だと思いますよ?
byコラムニスト・ひかり