■あなたは、スピリチュアル系?
2020年から「人はだんだん二極化していく」と言われますが、それとは別に、「スピリチュアル系」と「現実系」の人での二極化も出てきていますよね。
私自身は、その二極でいえば、「スピリチュアル系」ではありますが、実は同じスピリチュアル系でも随分違いはあるものです。
「スピリチュアル系」でも、「神頼みしている人」と「自己を改善しようとする人」で違ってきますし、「現世利益ばかりを追いかけている人」と「もっと大きな視点を持っている人(地球、宇宙レベルで、すべての存在が幸せになることを願っている人)」とでは、スピリチュアルなことに対する関わり方も随分違ってくるんですよね。(ちなみに、私はどちらも後者)
それによっては、「宗教との関わり合い方」も大きく違っていて、私自身は「無宗教」ですし、むしろ「スピリチュアル系」だからこそ、特定の神様にすがらないことは大切だと思っているところもあるんですよね。
お賽銭をした人、寄付した人にだけ願い事を叶える存在なんて、神様でも何でもないと思いますしね(苦笑)。
結局、スピリチュアルのこととの関わり方自体にも、その人の人間性や心の弱さも色々と出てきてしまうものなので、極端な話、すがるくらいであれば、むしろ関わらないで、ただただ自分を信じて、たくさんの愛を持ち、自己を磨いていったほうがむしろ「スピリチュアルの教えに近い生き方」だと思うものです。
(特に、”自分を導いてくれる教祖的な存在”を求めてしまう人はダマされやすくなるからご注意!
本当にスピリチュアルを理解していたら、「みんな平等で、みんな仲間」という感覚になってくるから!)
◇
先日、辛酸なめ子さんの書籍「スピリチュアル系のトリセツ」を拝読しました。
辛酸さんのスピリチュアル系の本は、面白いんですよね。
辛酸さん自身も「スピリチュアル系」ではあるのですが、見えない存在にすがり過ぎていないし、冷静に面白おかしく紹介しています。
スピリチュアルとの関わり方は、これくらいの距離感がちょうどいいかもな、と感じるものです。
この本では、スピリチュアルの初心者でも分かるような手相、風水からはじまり、オーラ、チャクラ、チャネリング、波動、アセンションといったディープなスピも彼女自身が体験しながら、感じたことを紹介しています。
オーラの色によるその人の傾向、宇宙人の種類と特徴など、スピリチュアルの知識も色々と紹介されているので、スピリチュアルを深めたい場合も参考になると思います。
ただ、”スピリチュアルなもの”が全て信じられるものかと言えば、そんなことはなく、正当派のものから、あやしいものまでいろいろあるので、「玉石混交」なんですよね。
だから何に惹かれて、場合によっては、インチキに引っかかるかによってもその人の「心の在り方(弱さ)」が隠れているわけで。
ただ、よほど大金をつぎこむのでなければ、それもまた「学び」でもあるのかもしれませんね。
スピリチュアルなものに触れれば触れるほど、最終的には、神頼みではなく、現実的に「自己責任」だとつくづく思うものです(苦笑)。
例えば、占い師さんに「当たらなかったからお金返して!」なんて言えないでしょうし。
最終的にはどんなスピリチュアルなものと関わろうが、自分自身が、自分の力で心地よい状況に居られる人になる(波動を上げられる人になる)ことが重要なのかな、と思うものです。
パワースポットに行かなくても、自分の波動が上がれば、自分自身が、そして家がパワースポットになりますしね。
とはいえ、パワースポットならではの良さはあるし、自然の豊かさを感じられる場所に行くとやはりパワーチャージできるので私は好きな神社巡りは続けますけどね。
今は不安になることも多いときではありますが、適度にスピリチュアルなものに触れながら、心を落ち着かせるのも、いいのかもしれませんね。
(ただし、ダマされないように・・・!)
byコラムニスト・ひかり