■人は少しずつ、本当の愛に近づいている
なぜ、私が10年前にコラムで書いていた「恋愛至上主義ではなくなっていくこと」「不倫が許されにくくなること」という考え方が、今では当たり前の状況になったのか、というと、それは別に私が預言者だからではなく(苦笑)、愛と幸せを元に物事を見ているからなんですよね。
人間はなんだかんだ言って、少しずつでも進歩しているもの。
だから、より本当の愛、幸せに近づいていくものなのだと思っています。
それで言えば、恋愛至上主義って別に相手を愛しているわけではなく、自分の人生のオプションのように恋愛を求めている人が多かったから、そんなものは、本当の愛を知れば知るほどなくなっていくのは当然のこと。
また不倫に関しても、パートナーに対しても不倫相手に対しても思いやりも愛情もない行為だからこそ、非難されるようになっていっただけのこと、なんですよね。
(※パートナー、不倫相手公認での婚外恋愛であれば、問題ないですよ。信じている人を裏切ったり、愛情を弄んだりするのが問題のわけで)
今後、「結婚する人が減る」のは、そもそも愛をベースに考えると、今の結婚制度は必ずしも愛に伴った制度ではないからその制度を利用したくない人が増えるのは自然のことです。
さらに言えば、誰かを利用しないと幸せになれない(パートナーがいないと不足している)という発想から自分1人でも満たされる状態になる、というのは、人の進化として、とても大切なこと。
だから、今後は、結婚しない人も増えてくるところはあるのだと思います。
また、それだけでなく、これはもっと先のことだと思うのですが、「誰か“特定の存在”だけを愛する」というのが、本来の愛とはかけ離れている、とも言えるのです。
自分のパートナー、自分の子供だけ愛する。(そのために他の人は愛さない)というのは、実は愛の伴った生き方とは違ってきます。
それでいえば、宇宙人・バシャールの世界では、「みんなと結婚しているようなもの」だというのが、まさに愛の世界なんですよね。
全ての人に対して、自分のことのように愛する、ってことだから。
「自分にとってメリットのある人、特別な人に対してだけ愛する」というのは、“宇宙的の視点”から言うと、極端な表現をすれば、ある意味、「自己愛の延長」とも言えるのです。
人は進歩すればするほど、どんどん愛に目覚め、本当の幸せに向かっていくもの。
だから、そこに反している現在の制度、状態はどんどんなくなっていく・・・
それだけのことなんですよね。
愛と幸せを元に物事を考えていこう。
そうしたら、今後の未来が見えてくるから!
byコラムニスト・ひかり