■勘を取り戻そう!
個人的には、「日本人の持つ、(霊的な)勘」は侮れないと思っています。
昔の作品にしても、何にしても、面白いものが多かったのって、そういった勘が生かされていたところがあるのでは?と。
今は何にしても「マーケティング」でものが作られるから、予定調和のつまらないものが増えてしまったような気がします。
さらに、そのマーケティングが完璧ではなく、過去の数字ばかりを扱っていて、「今」を見ていないことも多いから、過去に人気のあったものにばかりにフォーカスを当てるようになってしまったり。
(昭和に作った作品の令和版が多いですよね…)
でも、その大元の作品は、当時の“誰かの勘”で生まれたものではないだろうか?
特に日本人ってそういう霊的な勘が優れているところがあるのに、海外から生まれたマーケティング思考を採用してしまったから、勘がある人がどんなにいいアイデアを出しても、生かされないこともあるのではないだろうか?
(アクセス数、発行部数、フォロー数、アクセス数、そしてマーケティングの結果ですら、操作できる時代なのに。
それで作るものを“誘導されている”ことはないのだろうか?)
今後もし、現在のお金のシステムから解放されたら、おそらくそういったマーケティングばかりを見ないで、もっと作りたいものを作れるようになるから、世の中にもっともっと素敵なものが生まれるような気がしています。
日本人はもっと海外の真似ではなく、独特の素晴らしい感性を持っているのだから、それがもっともっと発信できるようになってほしい。
日本で「勘から生まれて、人気になったもの」って、本来はたくさんあるはずだから。
byコラムニスト・ひかり