■「心が渇いている人」は諦めている人
「心が渇いている人」って、本当は人から潤いを求めている人が多い。
それが欲しくて欲しくて仕方ないのに、手に入らないから、諦めてしまっている。
でも、そもそも潤いを人からもらおうとしている時点で、うまくいかないものなんですよね。
まずは自分で自分を潤わないと!
「潤う=自分の心を満たす」こと。
それは物質的なもの以上に、心が本当は何を求めているのかを知る作業が大事。
おそらく、大概は「人から愛されたい!」ってことが多いんですよね。
ただ、そのとき「私は人から愛されたいんだ」と思うところでストップさせるのは、まだまだ表面的。
そうではなく、「私は人から愛されたいんだ」→「私は愛がほしいんだ」まで本質を見ることが大事。
そうしたら、「自分で自分に愛を与えるためにはどうしたらいいのか」という発想になる。
そもそも「自分自身に愛を与えていなくて、愛が足りない状態になっている」のが、問題なのだから。
たとえば、褒めてあげる。マッサージして癒してあげる。思いを受け止めてあげる……やれることは色々とありますよね。
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もちろん、人、存在から愛を得る方法もあるもの。
でも、欲しいものは本来、「自分から差し出す」ほうが、うまくいく。
だから、「相手に優しい言葉をかける」ことから始めたほうが、いいんですよね。
ペットから愛をもらう方法もあるけど、それもそもそも、まずは飼い主のほうからペットに愛情を差し出しますしね。
そもそも、自分が誰か、何かを愛することで、自分の内側から愛が増えていくもの。
そうしたら、潤ってくるんですよね。
結局のところ、「心が渇いている人=愛情不足=自分がから愛を出していない人」なのかもしれません。
愛は人の心を潤す。そして、本来は誰もが愛を持っている。
もっと自分の愛の力を生かしたいものですね。
byコラムニスト・ひかり