■本当の愛は、憎しみには変わらない
「愛が憎しみに変わった」なんてよく言われるものですが、そこにあるのは、本当の愛だったのでしょうか?
相手に抱いているものが“本当の愛”であれば、憎しみに変わることはないし、更に言えば、自分のことも本当に愛しているのであれば、人を憎むような、そんな“残念な人”に自分をしません。
つまり、「愛が憎しみに変わった」と思う人は相手のことも自分のことも本当の意味で、愛しているわけではないんですよね。
それで相手に復讐したところで、相手だって、「こんな人と別れて良かった!」って思うので、自分の気持ちが晴れるか?というとそんなことはないでしょう。
結果、自分の内側に憎しみ、苦しみ、悔しさなど負の感情を増やし、自分を痛めつける結果になってしまうのです。
幸せになるために復讐をする人など、まずいません。
幸せを見失っているから、仕返ししたいと思うもの。
本来は自分も幸せになりたいはず。だったら、それは得策ではない。
むしろ自分が今よりもうーんと幸せになれたら、「あんな人、どーでもいい」と思えるようになるものですしね。
自己愛は、憎しみに変わる。
自己愛は、相手に執着を持つ。
自己愛は、自分を苦しめる。
いいことがないんですよね。
「愛しているから苦しめたい!」と思っている人は、どうか本当の愛、そして、本当の幸せに目覚めてもらいたいものです。
byコラムニスト・ひかり