■セックスレスは悪いこと?
「セックスをしていないこと」にコンプレックスを抱いている人は、少なくないもの。
セックスをしていないと”現役感”がないという人もいれば、”女(男)として、終わっている感”がある、なんて恐怖を抱いている人も意外といるんですよね。
それで、なかには「とりあえず、できるのであれば」と好きでもない人とする人も……(特に男性は)。
でも、好きでもない人とするのなんて大していいものではないでしょうね。
本当に愛する人としたことがある人であれば、尚更、そう感じるのでは?
そんなのは、ある意味、“ツボ押しマッサージ”に過ぎないですし。
もちろん人によっては、自己解放につながることもあるでしょうが、それは”自分の話”であって、相手は誰でもいいものでしょうしね。
(とはいえ、ある意味、性的にそそる必要はありそうですが)
本当の触れ合いって「その程度のもの」ではないんですよね。
体だけでなく、心も通じ合うものだから。
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実は、第二次世界大戦終結後、GHQが日本の占領政策を実行するにあたり「3S政策」という、愚民政策を使ったと言われています。
それは、
Screen(スクリーン=映画)、
Sport(スポーツ=プロスポーツ)、
Sex(セックス=性)
を使って、大衆の関心を政治に向けさせないようにすること。
私たちはまんまとそれを引きずっているところもあるのです。
そして、未だ洗脳を受けている。
だから、セックスをしていないことに対して恐怖観念すら抱いている人もいる。
(そういうのもあって、ハニートラップに引っかかってしまう人もいますしね)
本来は、むやみやたらにするものではないし、もっと崇高な行為なんですよね。
そして、運を悪くしないために、気を付けなくてはいけないことも多い。
実際に、「あげまん」「さげまん」という言葉があるように、どんな人と行為をするかによって、自分の運が左右されてしまうことがある。
それくらいセックスは、「エネルギーを交換する行為」だから、影響を受けてしまう。
本当に愛し合う相手としたほうがいいのです。「エネルギーの交換をしたい相手」と。
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体がムラムラしたら、それはセックスがしたいサインだと思う人もいます。
ただ、それは単なる「生理現象」。そんなことにいちいち誰かを求めなくてもいいのです。
「自分のムラムラをパートナーが解消してくれない!」なんて怒る人もいますが、そもそも自分の性欲は自分でコントロールできたほうがいい。
人を使ってどうこうではなく、そういう面でも、「自立」していたほうがいいのです。
その上で、お互いが一つになりたいと思うときに、すればいいだけ。
セックスがあるかどうかで、相手の愛を測るのも、おかしな話。
「性欲がそそるかどうか」と「愛の深さ」は別物であることもありますしね。
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セックスレスでコンプレックスなんて抱く必要はないもの。
いい関係でいるためにも、まずはその「セックスの洗脳」を解きたいものですね。
byコラムニスト・ひかり