妥協をしてでも、結婚したい人もいる。
逆に、妥協をするくらいであれば、結婚したくない人もいる。
どっちが正解か?というと、実は、正解なんてものは分からないものなんですよね。
だって、実際にその人と結婚してみないと、幸せになれるかどうか、なんてわからないから!
妥協して結婚しても幸せになることもあれば、妥協しないで、じっくり選んだ相手と結婚しても、不幸になることはありますしね。
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例えば、私は、以前、冷蔵庫が壊れたときは、ネットでクチコミとサイズ、値段だけみて、すぐに購入したんです。
そのときは、早く手に入れないと、壊れた冷蔵庫に入っている食べ物が腐っちゃうので、「まあ、これでもいっか」くらいのレベルで、買いました。
でも、いざ届いて、使ってみたら、意外といいんですよ。
そんなに家電に知識がない分、この機能がない、なんて不満に思うこともなく、「新しいのが届いてよかった!」と、楽しく暮らせるんです。
そんな即買いした冷蔵庫ですが、今後、5年以上は使う、長い付き合いになることもあるかもしれません。
でも、中には、冷蔵庫にすごいこだわりがある人がいたら、「包丁で切れるくらいの堅さで冷凍できる機能が欲しい」「ネットにつながって、レシピが出てくるものがいい」など理想が出てきてしまうと、価格もそれなりにするでしょうし、なかなか買うに至らないことってあると思うんです。
おそらくそういう人は、すぐに買わなくても今、不自由がなかったら、ゆっくり探せるってこともあるでしょう。
結局、冷蔵庫を私みたいに速攻買っちゃう人も、じっくり選ぶ人も、どちらも正解だと思うんです。自分が納得しないことをしたら、悔やむから。
(私は悩み過ぎて、冷蔵庫の食べ物が腐ったら悔やむし、冷蔵庫にこだわる人は安易に買ったら、後悔するでしょう)
それは、ある意味、結婚も同じだと思うんです。
もちろん相思相愛の大恋愛の末、結婚するに越したことはありませんが、例えば、1人でいることに足りなさを感じていて、「1人でいるよりも2人の方がいい」と思うタイプの人だったら、結婚ができただけで、ある意味、幸せになれることもあると思うんです。
逆に1人でいても、不足していない人は、誰かと一緒になることで、むしろ足をひぱられることもあるから、相手選びに慎重になったり。(むしろ、パートナーはいらなかったり)
だから、結婚したら幸せになれるかどうか、というのは、
・1人でいるときに不足しているか、していないか、
・どれだけこだわりがあるのか、
でも、随分変わってくると思うんです。
つまり、結局、結婚するためには<妥協>が必要、というよりは、<納得>が必要なんだと思います。
「今よりも、幸せになれるはず!」という納得が。
家電と結婚は全然違うものだけど、家電の話で言えば、結局、使い始めちゃうと、その後、どんなに性能がいい冷蔵庫が出ても、とりあえず、私はこれで充分!って思うんですよ。
使った分だけ、愛着も出て来きたりして。
だから、どんなことも、一般的に見て「いい」「悪い」ではなく、「自分が納得できることが大事」なんでしょうね。
byコラムニスト・ひかり