人間関係に悩みは尽きないものですよね。ただ、自分に対して敵対する人がいたとき、そのまま対立してしまったら、お互いに消耗し合うだけ。
相手がどうして敵対しているのか、一番叶えたいことは何か?を理解して、味方にしてしまった方が、お互いにメリットがあることもあるものです。
自分を「悪人だ」なんて思っている人って、意外といるわけではなく、その人はその人の正義を持って、その行動をしていることが多い。
だったら、その正義とは何か?をきちんと理解し、相手の要望も応えてあげないと、逆に相手にとって自分が悪人になってしまう。
交渉って、自分だけが優位にいくようにすることではない。
相手の要望も応えつつ、自分にもメリットがあるようにwin-winにもっていくことこそが、うまくいく交渉だったりする。
相手が望んでいること、逆に相手が恐れていること、それは何なのか?をきちんと理解し、お互いに折り合いをつける。
そのためには、相手ときちんと向き合って、相手の言葉を聞き、相手の表情を見て、話し合うことが大事。じっくり話し合うことが重要!
また、相手を「嫌い」だと思う気持ちばかり持っていると、会っている時に気付かれてしまうから、やはり相手に対して、個人的な感情を持たずに接することは大事だったりします。
相手を悪人だと思っているのは、自分の勝手な思い込みだったり、単に自分の立ち位置だけでしか物事を見られていないこともあるから。
人と人はすれ違う。それは当たり前のこと。みんな、生きてきた背景、人生観が違うし、それぞれ事情があるのだから。
相手の事情をきちんと汲むことで、相手にとって自分は「味方になる」。そうしたら、自分の意向だって、相手は聞いてくれるようになる。
正しい、正しくない、なんてことは、立場や見え方によって変わってくることが多いのだから、「折り合いをどうつけるか?」の方が重要。
相手の立場で物事を見て、相手の意向を汲み、敵対するのではなく、相手を味方にできる人になりたいものですね。
byコラムニスト・ひかり